静岡済生会ドクターによるジュニアアスリートのためのメディカルコラム

こどもの体力低下と外遊び
皆さんが子供の頃はどのような遊びをしていましたか?私が小学生だった頃(1990年代)は、家庭用テレビゲーム機はあり、友達の家でゲームをすることもありましたが、小学校のグラウンドや公園で、ドッヂボール、サッカー、野球、ドロケイなどをして遊ぶことがほとんどでした。時代とともに社会環境・生活様式は変化し、価値観も多様化しています。自由に遊べる場が減り、娯楽の多い現代では、子供の外遊びは減少しています。
1980年代をピークに子供の体力は低下傾向を示しています。その原因は様々ですが、子供の外遊びの減少も一因です。体力が低下すると、生活習慣病のリスクが上がり、ストレスに対する抵抗力も弱くなります。また、体力が低下することで運動をさらにしなくなるという悪循環にもなります。
WHO身体活動・座位行動ガイドラインでは、子供と青少年(5~17歳)に対して以下の3点が推奨されています。
・1日平均60分以上の有酸素性身体活動
・週3日以上の筋力向上活動
・座位行動を減らす
また、「少しの身体活動でも何もしないよりは良い。推奨量を満たしていなくてもある程度の身体活動により健康効果が得られる」と書かれています。
外遊びが少なくなった現代においては、右記推奨量を達成することは難しい子供も増えているでしょう。もし、お子さんが運動不足だと思われるようであれば、外遊びの機会を増やしてあげたり、散歩でも良いので少しずつ体を動かす時間を増やしてみるのも良いかもしれません。
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<プロフィール>
小松 賢司
静岡済生会総合病院 小児科勤務
中学は陸上部、高校は硬式テニス部でした。大学では囲碁将棋部で、たまに草野球をしていました。今の趣味はマラソンで、ラン歴7年です。メインはフルマラソンで、ハーフ~ウルトラまで年間5レースほど出場しています。たまに私の子供たちも一緒に練習しています。











