静岡済生会ドクターによるジュニアアスリートのためのメディカルコラム

家で備えておくべき防災グッズ

地震をはじめとした災害は、突如としてやってきます。その時に備え、普段から生活必需品を備えておくことが大切です。ライフラインの再開や、救援物資の到着には数日以上かかります。各ご家庭で日頃から準備をしましょう。

①電気について
電池はもちろんのこと、(携帯電話用の)モバイルバッテリーは有用です。最近は、(アウトドア目的などの)ポータブル電源が数多く市販されていますので、検討してみるとよいと思います。

②水について
1人あたり1日3Lが必要と言われています。3日分とすると1人で9Lは必要な計算になります。家族の人数に合わせて備蓄しておきましょう。ペットボトルを多めに購入しておくのもよいですし、ウォーターサーバーを契約し、ローリングストックしておく方法もお勧めです。

③トイレについて
災害用の簡易トイレが多く市販されています。1人1日5回以上分は買い揃えておきましょう。

④食料品について
レトルト食品や缶詰は重宝します。アルファ米や乾パンもあります。気に入った非常食セットをまとめて買っておくのもよいと思います。そして調理用には、カセットコントロとボンベもぜひ揃えておきましょう。

⑤その他
衛生用品・衣服・タオル・防寒グッズなど備蓄しておきたいものはたくさんあります。

ただし、避難時には全て持っていけるわけではないので、家に置いておくものと、非常用持ち出し袋を分けて準備しておくとよいでしょう。災害用備蓄品のチェックリストはインターネットで検索すればたくさん出てきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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<プロフィール>
塩田 勉
静岡済生会総合病院 小児科勤務
令和6年能登半島地震に災害派遣医療チーム(DMAT)隊員として派遣。

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