夢を追え! 河村 水稀 氏 インタビュー

「本気でやるから見える本当の価値がある」

静岡オクシズUU株式会社
代表取締役

河村 水稀 氏

嫌々始めた役員の仕事が
人生の大きな転機に。

中学で卓球を始めたのは、「走らない」とあり、一番楽で楽しそうだったからです。そこで出会った熱心な外部指導者に卓球の面白さを教わりました。練習するほど上達を実感でき、3年の中体連で県ベスト16。高校は、指導者やチームメイトとの関係に悩み、結果が出ず悔しい3年間でした。今は、一人一人考え方の違いを理解し接すれば良かったと反省しています。「このままでは終われない」と大学でも卓球を続け、周りは全国レベルで練習もハードでしたが、4年間頑張りました。私にとって大きな転機になったのは、1年生の時に監督に指名され任された連盟役員の仕事でした。最初は嫌々でしたが、主体的に関わるようになると「貴重な経験」と思い始めました。会場の手配や日程と組合せの調整、当日の設営、進行など、誰もが経験できることではありません。運営する人がいて初めて選手は試合ができる、上も下もないと気づいたのです。4年間、大会の場内アナウンスを担当し、街中で「東洋大の佐藤(旧姓)さんですよね。いつもありがとうございます」と声を掛けてくださる人もいて、人の役に立つ喜びも感じました。この経験が現在の私につながっています。

まずは本気でとことんやってみる。
それでもダメならやめればいい。

私は、何事も本気で取り組むことを大切にしています。それがいいのかどうかは、本気でやらないとわからないからです。嫌な仕事、意味の分からない練習も、まずは一生懸命やってみる。本当の価値に気づいた時、人は最も成長する。本気でやった結果、どうしても嫌だったり、辛かったらやめればいい。中途半端にやっただけで判断するのはもったいないと思います。本気でやる事の意味、喜び、尊さを教えてくれた中学時代の恩師には本当に感謝しています。

静岡初の卓球男子Tリーグ「静岡ジェード」の代表として、新たな挑戦が始まりました。このチャンスを逃したら絶対に後悔すると思い「全力でやらせていただきます」と、今は7月の開幕に向け、奔走中です。卓球で静岡を活性化し、静岡を卓球の町として全国に発信していくのが私の仕事です。まだまだ課題は山積みですが、本気で取り組めば必ず道は開けると信じています。

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静岡オクシズUU株式会社 
代表取締役

河村 水稀 氏

1993年生まれ。さいたま市出身。29歳。中学から卓球を始め、県陽高校(川口市)を経て東洋大学へ。大学では選手兼、日本学生卓球連盟や関東学生卓球連盟の役員として大会運営に携わる。大学卒業後、一般企業に就職。2018年、結婚を機に静岡市へ。市内の卓球関連会社で大会運営やマネジメント、選手サポートに従事し、2022年9月、静岡オクシズUU(株)代表取締役に就任。静岡初の卓球Tリーグ男子チーム「静岡ジェード」代表。現在も卓球を続けている。

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