静岡県立清水東高等学校
秋16強。本気で目指す甲子園。
全員野球で強豪校に食らいつく。
公立の進学校ながら、秋は県ベスト16に進んだ清水東。地区予選を3戦全勝、県大会も初戦を突破したが、浜松開誠館には完全な力負けだった。春を前にして3年生を中心に「本気で甲子園を目指そう」と話し合い、野球をよく知る齋藤監督に相談。強豪校に負けない体力づくりに励んできた。しかし、春の予選1回戦で川根に失策絡みで2対3の惜敗。県大会のない寂しさから、勝ちたい気持ちは更に強くなった。
投手は秋のエース加藤と春のエース宮原の二枚看板。ポイントで右のアンダー・疋田(2年)が控える。レギュラー争いが激しい外野陣の守備レベルは高く、内野は昨夏を経験したセカンド中村、ファースト盛島を中心に、三遊間の2年生と夏に向けて更に強化中だ。攻撃では、出塁率が高く足もある1番センター佐野、4番の中村、その後を打つ竹井、戸田が鍵になる。
どんな相手でも粘れるチームへと成長したが、上に行くにはシード校を倒すしかない。体力の数値は強豪校に近づいてきたが、まだ差はある。そこを考える野球で埋めていく。強豪校を倒したい気持ちは選手も監督も同じだ。「3年生は野球がわかってきた。強豪校とどんな試合をするか楽しみ」と齋藤監督。スーパースターはいないが、チームワークには自信がある。昨春地区予選の静岡東戦、最終回に逆転し全員で守り抜いた試合を経験し感動した中村主将は「誰一人欠けても勝てない」とチームの一体感を大事にしてきた。最高の仲間と本気で目指す甲子園。痺れる試合を勝ち抜いて、高校野球の醍醐味を存分に味わってほしい。
創部年/1926年 監督/齋藤 孝之
キャプテン
中村 夢咲志
内野手
知った野球の奥深さ。
地に足をつけて冷静に。
打って守って走るだけではない。監督に出会い、野球の奥深さを知り、更に楽しくなりました。私たちは学年関係なく何でも言い合える、いい意味で上下関係のないチームです。春はチャンスで打てず悔しい思いをしました。気持ちは熱く頭は冷静に。夏は地に足をつけた野球で勝利に貢献します。ベスト16では何も残せません。本気で甲子園を目指し、チーム一丸となって一戦一戦大事に戦います。
2023年度 清水東高校
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