高大連携で、学生の可能性を広げたい!静岡県立高校 × 常葉高校

「努力すればなんとかなる」
『自己効力感』の重要性
静岡県立大学 窪田辰政准教授による著書「自己効力感を育む!ニューノーマル時代の教育実践メソッド」。高大連携に積極的な窪田准教授は、静岡県内10校の高校・中学へ寄贈した。市内では、静岡北高校・常葉橘高校・静岡翔洋高校・常葉高校・城南静岡高校の5校へ贈られた。
この1冊をきっかけに、県大×常葉高校による「高大連携」「自己効力感」に関する対話が行われた。
昨年夏から、「学習支援ボランティア」や「ライフスポーツ夏期集中講義への参加」で連携を続ける両校。「講義後の座談会で、窪田准教授が『質問した学生に拍手しましょう!」と声をかけていたのが印象的でした。やはり安心感があると発言しやすいですね」と常葉高校 木宮校長。失敗が怖い・人の目が気になる…と最初の一歩を踏み出せない学生が増えている今。「失敗しても大丈夫」という安心安全な環境づくりを土台に、自己効力感を育むチャンスが必要だと窪田准教授は話す。
探求学習や部活動
間違いを恐れず挑戦してみよう
中高6年間取り組む「探求学習」は、「自己効力感」を実体験で学べる場。学生は自由な発想でプロジェクトに取り組む。常葉高校では「人の意見を否定せず、まずは受け入れる」を教員・学生双方が意識しようと心がけている。
その姿勢は部活動でも同様。バスケットボール・体操・新体操を強化部活と定めている常葉高校。「結果も大事だが、勝利までのプロセスがもっと大事。心と体の成長こそが部活をやる意義だと思っています」と木宮校長。プレースキル向上だけでなく、栄養や怪我予防など周辺領域にも積極的に取り組む。また「強化部活以外も、外でパフォーマンスする機会があればどんどん挑戦してほしい」と語る通り、先日ダンス部は「TGC しずおか」の大舞台に立った。顧問の安倍先生も「ツインメッセのステージで、大勢の観客の中、ライトを浴びて踊る貴重な経験だったと思います。観ていても不思議な感じでした」と学生の頑張りを振り返る。こうした「自分たちはここまでできるんだ」という成功体験が自信へと繋がっていく。
高大連携がもたらす憧れと刺激
さあ、もっと欲を持って挑戦してみよう!
高大連携を通じた交流は、高校生にとっても大きな刺激。安倍先生は「大学生はとても親切。保護者からも『この日は県大生が教えにきてくれるんですよね!』と期待の声が上がっていました」と話す。窪田准教授から見ると「高校生は元気がいいですね!意欲的な学生が多いと感じました」とのこと。一方、安倍先生は「大学生はきちんと自分の意見があり、自ら動ける子が多い。人間関係の多様さや経験の違いを感じました」と、学生の様子を振り返る。
<安倍先生>
学生には、失敗を恐れずにどんどん挑戦してほしいです。特に探求や部活動は、間違いがないので何をやってもOK。自ら可能性を狭めず、「もっとできるんだ」と欲を持って挑戦してほしいです。
<木宮校長>
我々のスローガンは「Make new mistakes!」。挑戦しない限り失敗もできないので、たくさん挑戦してほしいです。そのためにも我々は、「安心安全に、のびのびと学べる環境づくり」に励んでいきたいと思います。
編集部も取材を通じ、多くの学生と触れ合ってきた。「努力すればなんとかなる」学校生活やスポーツ経験の中で「自己効力感」を育み、勇気を持って一歩踏み出せる学生が増えてほしいと願っている。
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