ジャイアントキリング
新年度となり、昨年まで顧問をしていた先生の異動で、新しい先生と共にスタートした部活もあるようです。
昨年までの先生とは、考え方、練習内容、戦術が異なり、少し戸惑っている生徒もいるかもしれません。
しかし、どの先生も想いは同じだと思います。
それは、“生徒個人の成長”です。競技面と共に精神面の成長です。
これまで取材した先生方から「普段の学校生活がプレーにも表れる」というフレーズを何度か耳にしました。
日常生活がしっかりできるようになると、部活での動きも変わってくる。
精神面の成長が、プレーの成長に表れるということのようです。
これは、日ごろの学校生活から生徒の様子を見ている先生だからこそ言える言葉です。
実は、サッカーを多少かじってきた私も同じようなことを思っていて、性格や日頃の態度がサッカーのプレーに表れると感じています。(※あくまでも私の経験値からであり全てにあてはまるわけではありません。)
一例をあげると・・・
「友達への気配りができる子は、視野が広くパスが上手」
「先生の話をよく聞く子は、戦術理解度が高い」
「整理整頓ができる子は、トラップやパスが丁寧」
「ノートの字が雑な子は、シュートが適当でとにかく思いっきり蹴る」
「自分勝手で人の話を聞かない子は、ボールを持ちすぎる」
「掃除当番をさぼる子は、守備の時にボールを追わず人に任せてしまう」などなど。
3年生にとって夏の中体連が、部活動の集大成です。
残り時間は少ないですが、日々の練習に励む一方で、日常生活もしっかりして
精神的にも成長すれば、チームの成績にもいい影響を与えるはずです。
中学生は、精神面での急成長が期待できる年代ですので
思わぬジャイアントキリング(番狂わせ)を起こせるかもしれません。