城南静岡高等学校
秋春共に延長制し県大会へ。
ミラクル城南の勝負強さ健在。
一昨年夏、コロナによる離脱者続出で主力を欠きながら11人で学校史上初のベスト16に進み、ミラクル城南の名が一気に広まった。当時の1年生が最上級生になったチームは、秋の予選で静岡市立を延長10回で下し県大会進出。春の大会では、焼津水産、静岡大成と2戦連続で延長戦に勝利し、県大会行きを決めた。上位決定戦で敗れた静岡商業戦も延長にもつれこむ大接戦だった。秋春の公式戦で4度の延長戦の内、3試合を制するという勝負強さを見せた、まさにミラクルだ。
投手陣は、上り調子の右の本格派エース澤口(3年)を筆頭に、制球力のある右の和田、左の榎薗、力のある中込の2年生トリオが控える。守りは、どのポジションもこなす飯泉(3年)、二遊間の遠藤(2年)と美濃部(2年)、守備範囲の広いセンター平野(3年)を中心に、内外野共に隙がなく、大きなミスはない。投手を中心にしっかり守り、攻撃へとつなげていく。長打力のある選手が並ぶ打線は相手にとって脅威だ。遠藤、二見(3年)、飯泉、小笠原(2年)の4人はスタンドまで運ぶ力があり、勝負強い寺田(2年)もキーマンになる。
夏に向けて打線が上向きになり、安定した攻守に粘り強さも出てきた。何よりも、選手全員が「絶対勝つんだ!」という強い気持ちを持って一枚岩になり、最後の最後に勝ち切る強さがある。目標は一昨年夏を超えるベスト8。経験豊富な名将、船川監督は「落ち着いて今までやってきたことを出し切ってほしい」と期待を込め、ミラクル城南がシード校を倒しに行く。
部員/42名(3年9人・2年9人・1年14人・マネージャー10人)
創部年/2008年 監督/船川 誠
キャプテン
日野 颯太郎
外野手
シードの強豪校にも、
名前負けしない戦いを。
私たちは実績のある監督の下、選手同士が互いに切磋琢磨して力をつけてきました。1年生から接戦を勝ち上がる盛り上がりを経験し、勝利にこだわる、勝つ執念はどこにも負けません。秋は加藤学園、春は浜松開誠館に敗れはしましたが、2度の県大会で全員の気持ちを高め合った経験を生かし、夏はシード勢の強豪校にも名前負けしない戦いをして、城南の歴史を変えるベスト8を狙いに行きます。
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