Go For It ! 大石 慎之介選手・岡田 雄三選手インタビュー
結果が問われる3年目。
全員で激しく守り、ガンガン攻める。
どこからでも誰もが点を取る!
今シーズンで3年目を迎えるベルテックス静岡。昨シーズンはB2昇格まであと一歩だった。B3優勝と昇格を目指すチームに、昨季B3優勝のアイシンAWアレイオンズ安城から岡田雄三選手が新加入。発足時からチームを引っ張る大石慎之介選手と岡田選手、静岡県出身の二人に新シーズンに向けた意気込みを聞いた。
B3リーグ 2021-22シーズンに向けて
― 昨シーズンを振り返っていかがですか?
大石 シーズン初めに3勝1敗で迎えたホームの岡山戦で2連敗。そこからチームの雰囲気が変わりました。エヴァンスルークの帰化もありチームが1~2段階アップし、最後の最後まで優勝争い。それでも、あのメンバーで優勝できなかった。何かが足りなかった。3年目となる今シーズンは、ベルテックスとして言い訳できない、結果が問われる年になります。
― 新メンバーを加えた今シーズンはどんなバスケを?
大石 あくまでチームの持ち味であるディフェンスをベースに、全員でボールをシェアして、どこから誰でも得点できるチームを目指しています。日本人選手はよりアグレッシブになる必要がありますし、岡田選手にも大いに期待しています。
― 岡田選手はどんな選手?
大石 同じ静岡県出身選手としてずっと気にかけていました。体が強く、圧も強い、今のベルテックスが求めている選手です。自分とプレースタイルが違うPGが入ることで、チームが変わればいいと思っています。とにかくアタックして、ファウルをもらって、フリースローを決めてほしい。まだ若いので考え過ぎずに、ガンガン攻めてほしいですね。
― 岡田選手から見て、ベルテックス静岡はどんなチーム?
岡田 一番印象的だったのはブースターです。ベルテックス1年目のホーム開幕戦の対戦相手だったのですが、ブースターが1500人位入って凄い盛り上がり。静岡のバスケ熱を感じました。チームとしては、全員ディフェンスの圧が凄く、苦手意識もありました。ディフェンスは自分の武器の一つなので、そこは継続して更に底上げしたいですね。
― ベルテックス静岡では、どんなプレーを見てほしい?
岡田 自分の持ち味はドライブとアタックなので、まずはそこを見てほしいです。ベルテックスにはいいシューターが揃っているので、まずは自分がアタックを仕掛けて、シューターに合わせたり、自分で点を取りに行ったり。自分の役割は、ガードのドライブという攻撃の選択肢を増やすことです。中高時代に対戦していた同世代の日本代表、渡辺選手や馬場選手、八村選手の活躍も刺激になっています。ガンガン、アグレッシブに行きますよ!
― 今シーズンの目標は?
大石 もちろん優勝です。新規参入チームの力を考えても決して簡単なことではありませんが、ぶれることはありません。昨年は40試合ですが今年は56試合。長いシーズン、波は当然あり、悪い時間をどれだけ減らせるかが勝負になります。優勝と言っても、試合に勝たなければ先は見えてこないので、まずは目の前の一勝です。
岡田 Bリーグに入って3年間は会社員。決して長くないバスケット人生で挑戦したい、地元に何か還元したい思いがあってベルテックスに来ました。PGとしての数字はもちろんですが、プロ1年目とか年齢に関係なく、声掛けや監督と選手の橋渡しの部分も意識していきたい。その積み重ねの先にある優勝に貢献することが目標です。
― 静岡のブースターと本誌の読者へのメッセージを。
岡田 小中学生の育成世代には声掛けやチームメイトとのコミュニケーションが特に大切で、バスケを通じた人間形成につながる大事な部分です。シュートやハンドリングだけでなく、そういう部分も是非見てもらって、学んで欲しいと思います。ただ勝つだけでなく、皆さんがワクワクする試合を、選手が必死にやっている姿を見せて、優勝できるように頑張ります。
大石 これまでの2年間は悔しい思いをしました。3年目となる今シーズンはしっかりと結果を残します。小中学生の皆さんには、ディフェンスを頑張ったり、一つのボールを追いかけたり、プロでも泥臭い部分をやってるんだぞという部分を是非見てほしいです。ベルテックスはそれができるチームです。
大石・岡田 10月2日(土)3日(日)、ホームで迎える開幕戦、熱い声援待ってます。今シーズンも応援よろしくお願いします!
大石 慎之介選手 PG・SG (#1)
1987年生まれ。沼津市出身。大岡中、飛龍高、浜松大(現:常葉大)を経て、bjリーグへ。2018年よりベルテックス静岡。
岡田 雄三選手 PG (#3)
1996年生まれ。三島市出身。清水町立南中、沼津中央高、近畿大を経て、B3のアイシンAWアレイオンズ安城へ。2021年7月、ベルテックス静岡と初のプロ契約。