管理栄養士・栄養士団体 Eat supportが、ジュニアアスリートに必要な「食」の知識を教えます!
Eat supportのジュニアアスリートを支える食の学び舎
ジュニアアスリートに必要な栄養素とエネルギー量
成長期の選手に1番大切な栄養素は何?
成長期とは、大人になるまでに「最も身体が成長する」時期のことを言い、この時期に体重・身長などの体格・神経系が一気に成長します。
成長期であるジュニアアスリートの皆さんに最も重要な栄養素は、皆さんの身体を動かすガソリンの役割となる『炭水化物』なんです!炭水化物はご飯・パン・麺・芋類・果物などに豊富に含まれる栄養素です。
この炭水化物は、皆さんが試合で最後まで走り切るためのエネルギー源になるだけでなく、脳のエネルギーとなり思考力・判断力を高めたり、成長期の皆さんが筋肉や骨などの体を作ったりするためのエネルギー源にもなるのです!
ということは、炭水化物を十分に取れていないと「筋肉を作れない」「骨を強くできない」「身長が伸びない」というようなことが起こってしまうわけですね。
実はそのエネルギーが必要とされる先には、3つの種類があります。
まずは呼吸する・頭で考えるなどの「生活のためのエネルギー」、そしてアスリートはそこに加え、走る・跳ぶなどの「運動ためのエネルギー」が必要になります。更に成長期の皆さんが、身長を伸ばしたり筋肉をつけたりするためには「成長のためのエネルギー」が必要になるのです。
ですので、成長期のアスリートは大人と比べて最もエネルギーを使う量が多く、大人の男性よりも食べる量が多い必要があるのですね。
成長のために必要なエネルギー量を取れているのでしょうか?
たくさん食べろと言われるけど、「結局どれだけ食べればいいの?」と疑問に思っている人も多いのではないかと思います。年齢・性別・体格・運動量などによって必要な食べる量は変わりますが、今回は小中高生の皆さんが必要なおおよそのごはん量をお伝えします!
その量はなんと、最低でも普通サイズのお茶碗2杯分です。これは最低限の量なので、中高生は更に多くの量を食べることが好ましいですね。
小中学生の給食に出てくるご飯の量はたくさん運動している皆さんには足りていません。夕方頃におにぎりやサンドイッチ・果物を食べたり、朝夕の食事で多めにご飯を食べたり、昼食以外でカバーすることが強い身体を作るための秘訣です!
<Eat support>
Eat supportは、「日々上を目指して挑戦し続けるアスリートを食の面から支えたい」との思いで活動している管理栄養士・栄養士の団体です。アスリートの個別栄養サポート・チーム栄養サポート・セミナー活動・合宿帯同(食事提供・食育)・ジュニアアスリート向け食育・栄養に関する情報発信などの活動をしております。
<プロフィール>
岡村美佳 (おかむらみか)
管理栄養士・食アスリートインストラクター・フードコーディネーターの資格を持ち、現在はEat supportの代表として、ジュニアアスリートからプロアスリートまで様々な世代の選手たちをサポートしている。またこれまで個人としては、プロアスリートとの個人契約、強豪高校ラグビー部・バレー部へのチームサポート。その他、指導者に対する料理教室や、管理栄養士の統括としてフィットネスベンチャーの立ち上げに関わった経験もある。
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