体操競技全国トップクラスの実力を持つ観山中学2年の奥川勝君。体操を始めたのは小学1年の時、幼稚園職員の藤原さんが行う体操クラブに友達と軽い気持ちで参加した。

静岡市立観山中学校
奥川 勝(おくがわ しょう)選手

前後転から始め、3年生から徐々に技を覚え「もっと上手くなりたい」と思うように。全日本ジュニア(全日Jr)に小学5年生から本格的に出場し、世界で活躍できる選手への夢が芽生えた。コーチ歴15年の藤原さんは「手足が長く、体の線が綺麗。負けず嫌いで努力家」と評価する。競技施設を持たないため、平日は施設のある学校の体育館や体操クラブなどで3時間、週末は磐田市の大学で丸一日練習する。体操漬けの毎日にも「楽しいから遊びたいと思わない」と根っからの体操好きだ。「コーチは厳しいけど、それ位でないと上には行けない」と今も夢は変わらない。

得意種目はあん馬と鉄棒。大きく高く、そして美しく。

全日Jrの種目は、鉄棒、床、あん馬、吊り輪、平行棒、跳馬の全6種目。5年生時は全国で18番、翌年のU12全国大会で個人総合3位、鉄棒では優勝し、U12日本代表の強化選手にも選ばれた。中1年時の全日Jrは全国7位。その他でも好成績を残し、U15日本代表のトライアウトに呼ばれた。環境の整った体操クラブで練習を積む選手がひしめく中で堂々と渡り合ったが、上位4人の枠に一歩届かず5位。「試合では少しのミスで順位が変わる。練習のツメが甘かった」と奥川君。今は一回一回の練習での集中を意識し、鉄棒の離れ技「コバチ」にも挑戦中だ。内村航平選手のような高くて美しいコバチを目指している。得意種目は、鉄棒とあん馬。特に手足の長さを生かしたあん馬の大きく綺麗な旋回には自信がある。
中学生最後の目標は個人総合全国優勝。強力なライバルもいるが「鉄棒とあん馬では負けない。本番でミスなく技を決めれば」と闘志を燃やす。将来、彼の美しい旋回をオリンピックでぜひ見たい。

【体操】全中2021 床優勝 工島選手の記事はこちら

おすすめの記事

関連記事