ジュニアアスリートの未来をつくる アスごはん!管理栄養士が、ジュニアアスリートのタメになる情報を教えます!

ジュニアアスリートの未来をつくる アスごはん!

#03 おいしく鉄を摂ろう!

「夏バテかな?」そう思って、つい見過ごしていませんか?練習後にぐったりしている、食欲が落ちている状態が続くなら、鉄不足が関係しているかもしれません。

鉄は全身に酸素を運ぶ大切な栄養素です。不足すると持久力が低下し、「頑張りたいのに身体がついてこない」という状態につながることがあります。さらに、鉄は汗とともに体の外へ流れ出てしまうため、ジュニアアスリートは特に意識して摂りたい栄養素です。

鉄には、肉や魚に含まれる「ヘム鉄」と、野菜や豆類に含まれる「非ヘム鉄」があります。ビタミンCは、「ヘム鉄」に比べると吸収率が低い「非ヘム鉄」の体内吸収率を高めます。

そこでおススメしたいのが、赤身肉・かつお・まぐろ・あさりなどの鉄を多く含む食品と、パプリカ・ブロッコリー・キウイフルーツなどのビタミンCを多く含む食品を一緒に摂ることです。小松菜は鉄もビタミンCも多く含む万能食材です。キウイフルーツは緑より黄色い果肉の方が、ビタミンCを2倍多く含んでいます。

毎食肉や魚と果物を取り入れる、いつもの炒め物に小松菜を追加する、などできることからはじめてみましょう。毎日の食卓の積み重ねが、子どもたちの成長と競技力を支えていきます。



東レアローズ静岡U15の選手を対象に、「SHIZUOKAミライボディプロジェクト」を実施

“カラダづくり”の意識に変化が生まれる現場とは

2026年6月24日(水) 東レアローズ静岡U15の選手27名を対象に「SHIZUOKAミライボディプロジェクト(第2回)」を実施した。本プロジェクトは、単発のセミナーではなく、継続的な測定と学びを通じて“行動変容”を引き出すプログラムである。

数値で確認する“成長”と“意識の変化”

当日は、InBodyによる体組成の測定とアストリムフィットによるヘモグロビン推定値を確認し、第1回(4月開催)からの変化を確認。選手たちからは、「野菜やごはんをたくさん食べた」「たんぱく質を意識して増やした」といった声が多く聞かれ、数値を“見える化”し続けることで、日々の行動が変わっている様子が伺えた。

選手の“知りたい”がテーマの実践型栄養講座 

第2回となる今回は、選手たちの「知りたい」をテーマとして、関心が高い「ミライの身長を変えるためのポイント」「質の良い睡眠」「熱中症予防」について講義を行った。

身長が伸びるとは、骨が伸びるということ。講義の中では、骨を伸ばすために重要な栄養素であるたんぱく質・カルシウム・ビタミンDや成長期に必要量が増える鉄を含む食品について解説。第1回で紹介した5大栄養素を復習しながら、さまざまな食品を摂ることで成長期に必要な栄養素を摂取できることを提案。

あわせて、成長ホルモンの分泌を促す睡眠習慣や両親の身長を基にした将来身長の目安の計算方法を紹介。身長は「食事」「運動」「睡眠」といった環境要因によって「伸び代を最大化できる」ことを伝えた。

また、熱中症予防として、ナトリウムやカリウムなどの電解質補給の量やタイミング、暑さによるパフォーマンス低下を防ぐためのプレクーリングについても紹介した。

保護者の関わりが成果を変える

当日は選手だけでなく保護者も熱心に講義に耳を傾ける様子から、家庭でのサポート意識の高さも感じられた。ジュニア期のコンディショニングは、家庭での食事や生活環境が成果の鍵になる。選手たちからは「質の良い睡眠をとるために部屋を暗くし、就寝前はスマホを見ない」といった、具体的な目標も挙がり、学びから行動へとつながる好循環が生まれている様子が印象的だった。



「SHIZUOKAミライボディプロジェクト」とは

静岡ガスグループ×ベルテックス静岡×LIFEAT.による、スポーツに挑む子どもたちの成長を応援するプロジェクト。身体測定や栄養講座を通じて「食」と身体づくりを学び、自分の身体を知り、日々の食事を『勝てる力』へ。未来のパフォーマンスを支えます。

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<プロフィール>

三輪 百合 管理栄養士・国際中医薬膳師
静岡ガスアスライフデザイン株式会社 エネリアショールーム柿田川 クッキングスタジオにて料理教室の企画・運営を担当。「SHIZUOKAミライボディプロジェクト」の管理栄養士として2026年7月より活動をスタートし、今後は静岡県東部地域のスポーツチームに向けて体験型学習プログラムの講師を務める予定。

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