静岡北高等学校

2024/07/04 野球 ,高校生版高校野球,静岡北,静岡北高,2024

大きな声と全力疾走。
3年生を中心に守り抜く。

昨夏は静清高に初戦敗退、秋は静岡翔洋、春は常葉橘に初戦で敗れ地区予選敗退。公式戦で初戦敗退が続く静岡北は、昨年まで静清高を率いた金城監督が今年から指揮を執る。まずはグラウンド整備を徹底し、練習環境を整え、大きな声出し、全力疾走など、野球に取り組む姿勢から改善してきた。例年以上に活気のあるチームは、学年問わずレギュラー争いも激しい。個々が体を鍛え、守備と打撃を磨き、練習試合でも粘り強さが出てきた。「負けてもしょうがない」という諦めムードはなく、「自分たちはできる」に変わりつつある。

投手陣は、エースだった安部が肘の故障で離脱する中、2年生3人が成長した。エースの兼子は変化球の制球力に優れ、粘り強く試合を作る完投能力がある。2番手以降に大石、山田が続き、抑えには球威のある3年生のショート小林も控える。2年生投手を支える守備は3年生が中心だ。急成長のキャッチャー池田が好リードで投手を引っ張り、サード久保寺、レフト前田が安定した守備で内外野を牽引。ファースト、ライト、センターが激しいポジション争いで力をつけている。攻撃では1番候補の海野と北條が足を絡め、クリーンアップ候補の池田、前田、深井には長打がある。しっかり守って接戦に持ち込めば、勝機は見えてくる。

未だ公式戦勝利のない選手たちだが、「今年は行ける。今までで勝つ可能性が一番ある」と前田主将。金城監督は「夏が最後の3年生が引っ張り、ここに入部して良かったと終えてほしい」と期待を込め初戦に挑む。まずは一勝だ。

部員／36名（3年9人・2年11人・1年10人・マネージャー6人）
創部年／1965年　監督／金城成久　

キャプテン
前田悠貴
外野手

強いチームの地盤を作る。
目の前の試合に最善を。

選手思いの指導者に恵まれ、のびのびと野球ができた3年間でした。監督が変わっても、選手主体の野球は変わりません。以前に増して取り組む姿勢は前向きになりました。今は、自分たちが北高野球部の歴史を変えた代と言われるように、強いチームの地盤を作りたい気持ちでいっぱいです。まずは目の前の試合に最善を尽くすこと。次の世代につなげるためにも、後輩たちと力を合わせ、必ず勝ちます。

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