静岡RAIDERKIDSがフラッグフットボールの東海大会で初優勝を果たしました!12月には埼玉県で開催される全国大会に出場します。

クラブや部活動でスポーツに励むジュニアアスリートを見ていて感じること。それは、低学年と高学年、1年生と3年生ではかなり体格差があるということです。当たり負けするだろう、体格差はどうしようもないだろう、そう思いながら試合を見てしまいます。しかしそんな予想とは裏腹に、体格差に勝るテクニックや俊敏さで、負けず劣らずの試合を繰り広げることもあるものです。今回、低学年・高学年がともに試合に出場して全国への切符を掴み取ったのは「静岡RAIDERKIDS(レイダーキッズ)」。指導者の方から編集部にコラムが届きましたので、ご紹介します。(編集部)


静岡RAIDERKIDS 東海大会で初優勝!いざ全国へ!

フラッグフットボールはアメリカンフットボールからぶつかり合いを無くした5人制のスポーツです。日本では関東、関西中心にチームが多数ありますが地方では馴染みが無く、東海地区の小学生チームは名古屋、岐阜、静岡に各1チームしかないのが現状です。

10月23日に名古屋市のテラスポ鶴舞で開催された2022年NFL FLAG 日本選手権東海大会で、静岡レイダーキッズは岐阜リトルファントムズに51-31、牧野が池ラーテルズに45-6で快勝し、3回目の出場で初優勝を果たしました。次は12月25日に埼玉県大宮けんぽグランドで開催される全国大会です。

静岡レイダーキッズが活動を始めたのは2017年8月。アメフトの試合後に開催した小学生フラッグフットボール体験会に参加した子供達に声を掛け、月に1度の練習を開始。最初はパスの投げ方、レシーバーの走り方、腰に付けたフラッグの取り方などの基礎練習から入り、徐々に2人対2人や3人対3人のゲームを楽しむようになりました。

メンバーが増えるにつれ隔週、毎週と練習日も増えた中、初の対外試合が出来たのは2020年秋のNFL FLAG東海大会。1本でもタッチダウンが奪えればと思った大会では、岐阜リトルファントムズには敗れたものの、牧野が池ラーテルズに勝ち1勝1敗の準優勝。意気込んで参加した2021年の大会は両チームに敗れ3位。良い練習をしてきたと思っていたのですが…。

試合経験を積むため対外試合を増やして臨んだ2022年の大会でしたが、5,6年生が4人しか集まらないというピンチ。2年生女子と1年生男子を加えた6人でなんとかメンバーは揃えたものの、果たして良いゲームが出来るかどうか。しかし、そんな心配は無用。高学年の子供達が低学年の子供をカバーするだけでなく、低学年の2人も頑張り優勝することが出来ました。

毎週日曜日に行っている安倍川河川敷での練習では、休憩時間に虫捕りや川遊びに夢中になり、練習を再開してもなかなか戻ってこない子供達。練習中もじゃれ合ったりで遊びが大好きな彼等が、伸び伸びとプレイする中で基礎体力を伸ばし、フラッグフットボールの作戦を通じて考える力を向上出来たらと思っています。

国際アメリカンフットボール連盟が世界的普及を目指しているフラッグフットボールは、2028年ロサンゼルス・オリンピック競技種目として追加されることが有望視されています。老若男女を問わずに楽しめるこのスポーツに興味のある方はぜひお試し参加を。中学生以上の大人のチームも有ります。

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<文と写真>静岡RAIDERKIDS 川原崎様

 

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