先輩超えの団体戦勝利へ!部員の気持ちを一つに、苦しい時も明るく笑顔で。
静岡市立長田西中学校 剣道部
5月に行われた鈴与杯(市内大会)の団体戦において、女子準優勝、男子ベスト8。部員のほとんどが初心者ながら、仲間と切磋琢磨しながら力をつけてきた長田西中剣道部には、団体戦に懸ける熱い思いがあった。
女子は東海、男子は県大会出場。1年前に掲げた目標に向かって。
男子15名、女子21名の9割以上が初心者だが、顧問6年目の黒栁先生が教える「中心をとる、美しく正しい剣道」に向き合ってきた部員たち。団体戦に強いこだわりを持ち、昨年の夏、先輩が叶えられなかった「女子は東海大会、男子は県大会出場」を目標に掲げた。コロナにより新人戦の上位大会は全て中止となったが、春の市内大会では、女子が秋の新人戦に続き、試合ごとに変わるヒーローの活躍で接戦を制しての準優勝。男子は3年生2人が初心者の後輩を引っ張り、ベスト8まで勝ち上がった。
剣道をやっている時が一番楽しい!仲間と高め合い、共に目指す目標。
「経験豊富で飛び抜けて強い選手はいないが、全員が諦めず、粘り強く戦える」と生徒の頑張りを讃える黒栁先生。苦しい時も明るくひたむきに、部員たちが自ら改善を繰り返す姿勢を見てきた。部員36人をまとめる主将の坂上野乃花さん(3年)も中学から剣道を始めた1人。「仲間と切磋琢磨して、部全員の成長を実感したり、チームが一つになったり、剣道をやっている時が一番楽しい。みんなで気持ちを一つに、絶対に目標を達成したい」と意気込む。この過程にこそ同部最大の目的「剣道を通じた人間力育成」がある。
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