ソフトテニス団体戦が草薙総合運動場庭球場にて行われ、県大会に進む女子7校、男子5校が決定した。

女子は静岡南、男子は大里。全中目指す両校が貫録V。

ソフトテニス団体戦は、女子が6月25日(土)、男子が26日(日)に草薙総合運動場庭球場にて行われ、県大会に進む女子7校、男子5校が決定した。

新人戦県制覇の静岡南が圧勝。3年生8人全員の力が集結。

静岡市内の32校が参加した女子団体戦。最高気温が34度に達し、時折強風が吹くコンディションの中、予選リーグを勝ち上がった16校が県大会進出を懸けた熱戦を繰り広げた。優勝候補筆頭は、新人戦県団体戦を制した静岡南。観山、服織、静岡東に順当に勝利し、決勝へ駒を進める。南が待つ決勝に進んだのは、新人戦では県大会出場を逃した安東。長田南に続き、長田西、清水二との接戦を制しての快進撃だった。決勝は、怪我で主力を欠いた安東ペアに対し、南の山田・中村ペアが気持ちのこもったプレーで1ポイントも与えない圧勝。翌週の個人戦で静岡市を制した小林・平尾ペアも勝ち切り、2対0で優勝を決めた。静岡南は、予選から3年生8人の4ペアが試合に出場し、「みんなで声を出して、チームが一つになって戦えた」と副主将の中村さん。顧問の松村先生は「1年前から全国大会出場を目標に頑張ってきた子たち」と新人戦同様に県を制し、東海大会3位抜けの全中出場を目論む。新人戦東海大会は5位。主将の小林さんは「気持ちは十分。技術をもうひと頑張り磨いて、みんなで北海道(全中会場)に行きます」と目を輝かせた。

県大会進出7校目を決める服織長田西の順位決定戦は、3ペア目までもつれる接戦に。最後の1ポイントを取り切った服織が、最後の椅子を勝ち取った。嬉し涙あり、悔し涙あり。中学最後の夏に、あと1ポイントを取ることの難しさ、最後まで諦めない大切さを知った3年生。この経験は、これから迎える受験や高校生活にも必ず生きてくるはずだ。

オール2対0完全優勝の大里。昨夏&新人戦のリベンジ果たす。

男子は20校が参加し、決勝トーナメントに残った15校が県大会出場5枠を争った。ベスト4に勝ち進んだのは、優勝候補の大里、新人戦Vの清水二、昨年覇者の観山静岡東の4校。準決勝の大里対静岡東は大里が圧勝、清水二対観山は第3ペアまでの接戦をものにした清水二が2対1で勝利した。迎えた決勝戦も大里が強かった。清水二の反撃を寄せ付けず、2対0の完勝。翌週行われた個人戦優勝の長澤・鈴木ペアを筆頭に、1年生含め40人を超える部員の中から選ばれた精鋭8人4ペアで挑んだチームは、予選から決勝までオール2対0負けなしのストレート勝ちで、昨夏と新人戦のリベンジを果たした。大里顧問の武田先生は、「昨夏は観山に敗れ優勝を逃し、県大会は5位で東海に行けず、新人戦は油断しての準決勝敗退。忘れ物を取りに行こうと練習を積み重ねた子たちが、今日はよく頑張った」と選手たちを讃えた。望月琳主将は「今までの悔しさをバネに練習から集中し、今日はミスなくいつものようにプレーできた。県大会、東海大会も優勝して、全国大会に行くには、もっとレベルアップが必要だが、必ず行きます」と意気込む。静岡市から男女揃っての全国大会出場が叶えば、まさに快挙だ。

女子同様、県大会残り1枠をかけた東豊田長田南の一戦も接戦となった。予選リーグでは長田南が2対1で勝利。再び1対1で迎えた3ペア目で勝利したのは、今度は東豊田だった。「ここで終りたくない」という両者の熱い戦いに、思わず胸が熱くなった。

女子優勝:静岡南中

女子準優勝:安東中

男子優勝:大里中

男子準優勝:清水二中

●大会結果
<女子団体戦>
優 勝 静岡南中
準優勝 安東中
第3位 清水二中
第4位 静岡東中
第5位 東豊田中
第6位 城山中
第7位 服織中

<男子団体戦>
優 勝 大里中
準優勝 清水二中
第3位 観山中
第4位 静岡東中
第5位 東豊田中

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