2021年11月20日(土)、27日(土)の二日間、北部体育館にて静岡市中学生新人バドミントン大会が行われ熱戦が繰り広げられた。 また今回静岡市で初めての男子団体戦も開催された。

令和3年度静岡市民バドミントン大会中学生の部

男女団体、ダブルス共に1年生ペア躍動の新人戦。

今回、静岡市で初めて男子団体戦が行われた。静岡東、小島、服織、玉川、附属静岡の5校が参加。決勝は玉川を下した附属静岡と、小島を下した静岡東とで争われた。団体戦ダブルスは静岡東1年の山本・興津ペアが素晴らしいコンビネーションを見せ1勝、団体戦シングルスでも水野君が食い下がる附属の岡田君をフルセットの末に下し2対0でゲームセット。静岡東が男子団体戦の初代王者に輝いた。
女子団体戦は8チームが参加。2ブロックに分かれた予選リーグで順位を決め上位6チームで決勝トーナメントが行われた。準決勝第一試合は静岡英和と服織の対決。シングルスは大村さん(服織)が活躍しポイントを取るも、ダブルスを取られ2対1で英和が勝利、決勝に駒を進めた。準決勝第二試合の豊田対大里は地力を発揮した豊田が2対1で大里を下し決勝に進んだ。決勝戦は結果的に予選Aブロックの1、2位の対決となった。しかし決勝でも英和は圧倒的な強さを見せダブルス、シングルスとも完勝の3対0のストレート勝ちで女子団体戦優勝を決めた。

男子シングルスは各所で激戦が繰り広げられた。特に激しかったのがベスト4を競いあった古谷君(大里)と市川君(小島)の一戦。お互い譲らぬ激戦の末フルセットまでもつれ込む。第3セットも一進一退のシーソーゲーム、最後は市川君が24対22で勝ち切った。しかしここで力を使い果たしてしまった市川君、準決勝を棄権することに。準決勝もう一試合は1年生ながら緩急自在の力あるプレイを見せてくれる興津君(静岡東)と実力者の海野君(井川)。興津君は苦しめられながらもストレートで勝ち切って決勝に進んだ。決勝戦は山本君と興津君の男子団体優勝ペア対決。準決勝で体力を温存できた山本君が興津君に勝利し、男子シングルスの優勝を決めた。
女子シングルスは昨年夏、中体連個人戦で東海大会まで進んだ大村さんが圧倒的な強さ、全試合ストレート勝ちで優勝。女子66人の頂点に立った。優勝した大村さんは「今年の夏は全中出場を目指す」と力強く語った。
女子ダブルスは大里ペア2組が準決勝に進むも、英和の牙城を崩せず、決勝は英和1年ペアと2年ペアの対決。第一セットは中島・南條の1年ペアが、ペースを掴めない松村・日野の2年ペアを押さえ込んだ。第二セットに入っても中・南ペアは落ち着いたプレイで、常にリードを守り試合を進めていく。松・日ペアも意地を見せるが、最後は中・南ペアが勝ち切り2対0で1年生ペアが優勝を決めた。
今回の新人戦では、特に1年生たちの活躍が目立った。まだ夏までには時間がある。2年生の巻き返しと、1年生たちのさらなる成長が楽しみだ。

 

●大会結果
<女子シングルス>
優 勝 大村 寧音(服織)
準優勝 河原 結衣(豊田)
第3位 高橋 果歩(清水小島)
三浦 璃子(蒲原)

<女子ダブルス>
優 勝 中島 楓・南條 早希(英和)
準優勝 松村 早彩・日野 琴衣(英和)
第3位 石川 蒼空・海野 碧彩(大里)
上野 聖蘭・白井 柚稀(大里)

<女子団体戦>
優 勝 静岡英和中
準優勝 豊田中
第3位 服織中 大里中

<男子シングルス>
優 勝 山本 宙(静岡東)
準優勝 興津 洸雅(静岡東)
第3位 海野 要(井川)
市川 亮一(小島)

<男子団体戦>
優 勝 静岡東中
準優勝 附属静岡中

おすすめの記事

関連記事