Go For It ! 谷村 里佳選手インタビュー

好きなことは何でも挑戦して自分が選ぶ道を見つけてほしい。

シャンソンVマジック [センター 背番号11]

谷村 里佳選手

1993年、茨城県出身。身長185cm。コートネーム「リカ」、2019年よりキャプテン。 茨城の地元中学から中村学園女子高校(福岡県)に進学し、筑波大学を経てシャンソン化粧品(静岡県)へ。 2018年、日本代表候補に初選出。2019年「FIBA 女子アジアカップ」日本代表メンバー。

バスケットを始めたのは小学3年生の時です。当時から背が大きくて、ミニバスの監督や友達に誘われたのがきっかけでした。幼稚園から水泳を続けていましたが、他のスポーツもやりたいと思っていた頃だったので、姉と一緒に入団しました。

小学生の頃は、「自分が点をとろう」と表に出るタイプではありませんでした。でも身長が高いからゴールを決めるし、リバウンドも取ってしまう。身体的に恵まれているから目立っている感じです。小学校卒業の時に176㎝ありましたから(笑)。

中学に入っても控えめな性格は変わりませんでした。1年生の時、姉も含めた3年生が強く、関東大会に出場したのですが、その後は市の大会止まり。それでも「先輩たちが抜けたんだからしょうがない」くらいの感じでした。今考えても、中学生だからやむを得ない部分もありますが、当時もっと強い気持ちでいたならば、今の自分はもっと凄かっただろうなと思います。

高校からのスカウトは20校近く来ました。中村学園女子高校は偏差値が比較的高く、文武両道の精神や監督の人柄に触れ、「ここならバスケだけじゃなく人間として成長できる」と思い、進学を決めました。スイッチが入ったのは高校からです。先輩や同級生たちのバスケに対する意識の高さ、練習への取組み姿勢を見て「こうあるべきなんだ」と。強豪校に入ってバスケに向き合う機会が増えたのが、自分が変わった一番のきっかけです。自分の性格を知る先輩たちは「できるよ」と常に声を掛けてくれて、「先輩の役に立ちたい、勝ちたい」という気持ちが強くなりました。高校2年生の時、インターハイ、国体、ウィンターカップの三大会を全て準優勝したのですが、そこで初めて全国の決勝、メインコートでたくさんの人が見ている中での試合を経験しました。それが高校での一番の思い出です。

筑波大学への入学試験は推薦でしたが、それでも部活と勉強の両立は大変でした。練習で疲れて早く寝るので、朝4時に同室の子と起こし合って勉強したこともあります。勉強は得意ではありませんでしたが、父が勉強には厳しく、「バスケだけでなく、ニュースを読んだり、勉強をしなさい」とよく言われました。保健体育の教員免許も、両親から「免許を持っていれば生きていけるから、それだけは取りなさい。好きなことをしていいけれど、それは約束」と言われ、それだけは守ろうと取得しました。教師を志望しているかと言うと今は違いますが、バスケットを終えてから私が選択できる道を増やしてくれた両親に感謝しています。

シャンソンに来て4年目、人生初のキャプテンになりました。小中学生の頃の私には考えられない事です(笑)。チームは現在7位ですが、プレーオフ進出の8チームに残ること、個人的には東京五輪の日本代表12人に残ることが今の目標です。ゴール下で頑張って、外からスリーポイントも決める。オリンピックの舞台で、そんなプレーができたら最高です。

控えめだった私がここまで来れたのは、誘われて始めたバスケですが、結局は好きだったからだと思います。好きなことを思いっきり楽しんでやれば、必ずレベルアップになるし、多くの気づきもあります。だから、自分がやりたいと思ったらまずはチャレンジして欲しい。1つに拘らず色々なものに挑戦することで、本当にやりたいもの、得意なものが見つかるはずです。スポーツに限らず、勉強でも遊びでも。

静岡は気候もいいし、ご飯も美味しいし、毎日富士山を見れるし、本当にいい所です。シャンソンVマジックの選手が小中学校でバスケを教える地域貢献活動には日本代表合宿と重なり、まだ参加できていませんが、教育実習で中学生相手に何度もやっているので自信があります(笑)。私が行った時は、ドリブル、パス、シュートの基礎をみっちり教えますので楽しみにしていてください。


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