令和5年1月14日(土)より始まった予選リーグには中学校、クラブチームあわせて全30チームが参加。今回は4グループに分かれて、予選、決勝トーナメントを行い、それぞれのグループにおける優勝を決める形で行われた。

静岡学園、ジョガドール静岡、豊田中の3チームが優勝!

グループ1の優勝は静岡学園。準優勝にはエスパルスSS。

今年は中学・クラブ合わせて全30チームが参加。予選は4つのグループに分かれて、総当たりリーグで開催。力の拮抗したチーム同士が戦うことで接戦が増え、全員が思う存分サッカーを楽しめるという意図から実施された。

予選リーグは決勝トーナメントの組み合わせを決める戦い。グループ4のみ決勝トーナメントは行わず、一次リーグの結果を持ち、優勝は静岡学園セカンドに決定した。一方、強豪の集まるグループ1。私立は静岡学園、常葉橘。公立はオール長田、大里。クラブは城内FC、FC.LESTE、フォンテ静岡、エスパルスSS静岡と名のあるチームの対戦。このグループ1を勝ち抜き決勝に進んだのは静岡学園とエスパルスSS静岡。グループ2はジョガドール静岡と安東、グループ3は豊田と城内がそれぞれ決勝に進んだ。そして2月11日(土)、グループ1〜3の決勝試合が豊田中グラウンドで行われた。

グループ1は、前半、開始早々から静学が攻め込むが、エスパルスも安定したディフェンスで跳ね返す。膠着した攻守の中ついに20分、静学コーナーキックがゴール前混戦となり、こぼれ球を小針君が落ち着いて決め静学が先制。前半を1対0で折り返す。後半に入りエスパルスも怒涛の攻めで静学ゴールを狙うが、得点に繋がらない。逆に7分、静学の鈴木君が追加点をあげ2対0と引き離しにかかる。しかし諦めないエスパルスも20分、牧野君が前に出たキーパーの裏をついてゴールに転がしこみ2対1に持ち込む。その後もエスパルスは攻め続けるが静学もしっかり守り試合終了。静岡学園がグループ1の優勝を決めた。

グループ2はPK戦。互角の熱い戦いが行われた。

グループ2決勝はジョガドールと安東の対戦。一進一退の攻防の中、前半15分、安東の吉村君が相手の一瞬の隙をつきループを放つ。ボールはGKの頭を越え安東が先制。しかし後半18分、安東がゴール前でハンド。石田君が落ち着いてPKを決め、ジョガドールが同点に追いつく。このまま試合は動かず1対1で延長戦に突入するも決着付かず、最後はPK戦に。双方落ち着いて決めていく中、安東6人目が止められてしまう。これで6対5となりジョガドールがグループ2優勝を決めた。キャプテンの井上君は「この勝利をバネにリーグ戦昇格を目指す」と意気込んだ。安東の宮沢キャプテンも「負けたわけじゃない、中体連では県大会が目標」と前を向いた。

グループ3の豊田対城内も力が拮抗しており、いい勝負が続いていく。前半25分、終了間際に豊田はコーナーキックのチャンス。大石君の蹴ったボールはきれいにゴール前に上がって、相手のオウンゴールを誘い豊田が先制点を得る。後半に入り城内も再三ゴール前に攻め込むが、チャンスを活かせず得点に繋がらない。試合はそのまま1対0で終了。豊田がグループ3の優勝を決めた。キャプテンの近藤君は「予選の成績は悪かったけど、立て直してトーナメントを制することが出来た。まだ上を狙う」と力を込めた。

今回は各グループでそれぞれ優勝チームが決まるなど、目標が分かりやすく、参加している選手たちも思う存分サッカーができたのではないか。これから春、夏と大会が続く中、今回の経験を活かし、自分たちのポジションを見直し、どのチームにもさらなる高みを目指して欲しい。

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