108年の歴史を持つ辻村和服専門学校。高い技術と深い知識を学べるハイレベルな実習で、着物の仕立て職人「和裁士」を育成。大正3年の創立以来、輩出したプロ和裁士は数え切れない。

高い技術と深い知識の学び舎。着物を通して日本文化を学ぶ。

108年の歴史を持つ辻村和服専門学校は、着物の仕立て職人「和裁士」を育成する静岡県認可の専門学校。国家和裁技能検定の取得率が高く、技能五輪全国大会でも12年連続で入賞するなど、レベルの高い技術を学べるため、北は北海道、南は沖縄から学生が学びに来る。学生寮があるので、県外や県東部・西部出身でも安心だ。授業は手縫いの和裁実習がほとんどで、1年間で1500時間以上。しかしプロの和裁士に求められるのは「和裁の専門技術」と「伝統文化にふれる豊かな心」。茶道や着付け、染色などの実習を受け、着物を通して日本文化を学ぶ。

大正3年の創立以来、輩出したプロ和裁士は数え切れない。卒業生は系列会社で和裁士として仕事をしたり、歌舞伎の舞台衣装の制作に携わったり、呉服店で着物の販売をしたりと、呉服業界で幅広く活躍。

手芸や裁縫、ものづくりが好きな高校生はもちろん、和の物や着物が好きという高校生にぴったりな学校。毎月開催のオープンキャンパスは要予約。

詳しくはホームページへ

 


高等師範科 3年生

中島 礼奈
(なかじま れな)20歳

富山いずみ高等学校 書道部 OB

どんなことを学んでいますか?

授業は、着物を手縫いで仕立てる和裁の実習が主です。入学したら、まず和裁独特の運針の練習をします。その後、浴衣の仕立てや長襦袢の仕立てを学び、今では普通の着物は1人で仕立てることができます。着物用のコートや羽織にも挑戦中です。昨年は、成人式に向けて振袖も仕立てました。普通の着物は2、3日で完成するところ、振袖は1週間ほど要しましたが、「自分の振袖を自分の手で」というのはかなり達成感がありました。

入学を志したきっかけを教えて下さい!

初めて着物に触れたのは、小6の頃。劇の衣装として、祖母が仕立てた浴衣を着たときです。元々裁縫が好きだった私は、中1の「気になる職業を調べてみよう」という授業で「和裁士」という職業を知り、興味を持ちました。中3の頃には、和裁士を目指せる専門学校を調べていて、その時にこの学校を見つけました。高3の春に初めてオープンキャンパスに参加しましたが、静かに集中して取り組んでいる専門学生を見て、すごいなと圧倒された記憶があります。

高校生にメッセージをお願いします。

私は小4から習字教室に通い、高校では書道部に所属していました。習字を始めたのも、和裁を勉強しようと思ったのも、自分がやってみたかったから。国家和裁技能検定2級を取得できたので、今は、在学中の1級取得を目標に頑張っています。将来は、地元・富山に帰って、着物の仕立てに携わりたいです。進学を決めた時は不安もありましたが、今は挑戦してみてよかったと思っています。高校生の皆さんも、興味があることには一度挑戦してみてほしいです。


オープンキャンパス毎月開催中!

授業見学や在校生とのティータイム、和小物作り体験など、盛りだくさん。6〜8月は、ゆかた作りと茶道体験。学校の雰囲気を知るチャンスです!

■日程:2/4(土)、3/22(水)、4/22(土)、5/20(土)
6月以降の日程はホームページにて公開中!

■時間:13:00〜16:00(6〜8月は10:00〜15:30)

■参加費:無料

詳しくはホームページへ


辻村和服専門学校
所在地 静岡県静岡市駿河区中田一丁目18-13
設立 1914年
代表者 校長  辻村 宜孝
生徒数 58名(2022年12月時点)
設置学科	師範科(4年制)、高等師範科(5年制)、和裁本科(2年制)、研究科
ホームページ https://www.tsujimura.ac.jp/
お問い合わせはこちらまで
054-283-1125

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