夏の中体連と並ぶ、中学野球のビッグタイトルの一つ「全軟(ぜんなん)」。 静岡市代表の静岡翔洋中が4試合を勝ち抜き、3年ぶりの優勝、静岡県を制した。
第39回全日本少年軟式野球大会 静岡県大会
静岡翔洋中が全軟優勝!
静岡県を制し、東海大会へ。
満塁弾被弾で逆転されるも、
粘りの攻撃で再逆転し頂点に!
静岡翔洋中は、3月の全国センバツ文部科学大臣杯では初戦敗退だったが、静岡に集まった強豪校と積極的に練習試合を組み、全国レベルを知った。どんな相手でも対応できるように、全員が対応力を上げ、経験を積んできた。その経験がこの大会で確実に生かされていた。
決勝では、3対0で迎えた五回表に押し出しと満塁本塁打で高台・佐鳴台に逆転を許すも、その裏、3番伏見君の一塁強襲2点タイムリーで、すぐさま同点に。六回裏には、相手のミスと犠牲フライで2点追加し、見事に再逆転。終盤でひっくり返す試合巧者ぶりを発揮した。投手陣も、怪我のエース桑原君に代わり、大会を通じて海野君が成長。加藤君・川島君も安定した投球を見せ、層の厚さを感じさせた。
優勝した寺崎監督は「5回にすぐ同点にできたのが大きかった。高台の投手も良かったが、対応できたのは、3月に全国のチームと対戦した経験が生かされたからだと思う。東海大会も総力戦で臨み、横浜スタジアムで行われる全国出場を勝ち取りたい」と抱負を語った。更なる得点力アップのため、試合形式の練習を充実させるとのこと。選手たちには「感謝を結果で!」と士気を高める。6月の東海大会、静岡翔洋の戦いに注目したい。
写真提供:東海大静岡翔洋野球部父母会
▼東海大付属静岡翔洋中
県大会の成績
1回戦/ 7-2
U15フジヤマBBC(富士宮)
2回戦/ 12-1
対馬・門野(伊東)
準決勝/ 10-0
初倉・川根・中川根(島田)
決 勝/ 7-5
高台・佐鳴台(浜松)
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