【中体連2021】軟式野球

投打に安定した強さ、優勝は東海大翔洋。

軟式野球は、6月12日(土)から7会場に分かれ予選、26日(土)から14校による決勝トーナメントが開催された。今年から静岡・清水混合でトーナメントを戦い、県大会に進出する上位5校が決定。秋春の静岡県大会の覇者、東海大翔洋が静岡市を制した。

自慢の打線と豊富な投手陣。翔洋が5試合56得点の圧勝。

予選は6月12、13、20、21日の4日間で行われた。今年は、静岡地区・清水地区が分かれて予選を行い、上位校が決勝トーナメント出場となる。この4日間、決勝を目指して39試合が行われ、静岡地区8チーム、清水地区6チーム、計14チームの決勝進出が決まった。中でも光ったのは本誌でも紹介した高松中。3月までは7人で大会出場さえも出来なかったチームが1年生を加えての予選連勝、決勝進出でベスト8という大活躍。特に予選での第一シード長田南を破っての決勝進出は見事だった。今回の決勝トーナメントの結果を受け上位5校となった、翔洋、橘、竜爪西奈、清水七、清水飯田は県大会へ進出。志太地区とのプレーオフに挑んだ観山は、あと一歩のところで県大会出場を逃した。
静岡市を制した翔洋中の松下主将は、「打撃にもっと磨きをかけ、打ちまくって県大会を制したい。少しでも長くこのメンバーで野球ができるように、東海大会そして全国と上を目指していきたい」と抱負を語った。
3年生にとって最後の公式戦となった中体連。予選&決勝と、あっという間の1ヶ月だった。あのチャンスで打てれば…、あのエラーがなければ…、本人たちの反省はいろいろかも知れない。負けて泣く3年生の姿を見ると、これまでどれだけ野球に情熱を注いだかが伝わってくる。真剣な子供の眼差し、それを見守る両親や祖父母。高校野球とはまた違った究極の地域密着型の中学野球。3年生は、熱く燃えた部活の思い出を、これからの学校生活に生かしてもらいたい。

 

●大会結果
優勝/東海大翔洋中
2位/常葉大橘中
3位/竜爪・西奈中合同
4位/清水七中
5位/清水飯田中

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