ベルテックス静岡シーズン開幕!
シーズン開幕、連勝スタート
目指すはB2優勝&B1昇格!
ベルテックス静岡の2024‐25シーズンが10月5日(土)に開幕した。昨シーズンはB2初昇格ながらプレーオフ進出を果たし、静岡をワクワクさせたベルテックス静岡。新たなヘッドコーチ、選手を迎えた新体制でB2優勝&B1昇格に挑む。
新体制で挑む2年目のB2。スローガンは「登」(のぼる)
「スポーツで、日本一ワクワクする街へ。」の約束を果たすため、ベルテックス静岡が一丸となって戦う熱いシーズンが始まった。今年のスローガンは「登」(のぼる)。チーム名の「VELTEX」は、頂点・頂上・山頂を意味する英語の「VERTEX」から来ている。目指すは頂、辿り着くは頂点、目標は「B1昇格」、静岡を象徴する富士山のような高い頂にチーム、選手、ブースター、みんなで登る意志を込めた。
新HCには、昨季B1東地区2位のアルバルク東京でトップアシスタントコーチを務めた森高大氏が就任した。Bリーグ初となる東京大学卒の指揮官だ。「静岡のブースターの熱い応援に応えられる、プレーオフで勝ち切るチームを作れるよう、全身全霊で取り組みたい」と森HC。ハードワーク、堅いディフェンス、強いリバウンドをベースにした強いチームを目指す。
選手は主力を継続しながら、若手を積極補強。焼津市出身の194cmSF#11増田啓介(26歳)、グアム代表経験を持つ190cmSG#30サイモン拓海(24歳)、越谷アルファーズから185cmPG/SG#10陳岡燈生(23歳)が加入し、平均年齢は27.6歳と昨季より2歳近く若返った。外国人選手は、昨季平均14.2得点、10.9リバウンド、1.9アシストとチームの中心を担った#21ジョン・ハーラーが残り、オーストラリア代表経験を持つ208cmセンター#26アンガス・ブラント、ニュージーランド出身の200cmPF#70フィン・ディレイニーが加入。日本国籍を持つ194cmPF#22バローン マーテルと共に、特にペイントエリアでの活躍に期待したい。#3岡田雄三、#8新川敬大、#41加納誠也、#16橋本尚明、#35佐藤武、静岡市出身の#25鍋田隆征(静岡学園OB)に新たな6人を加えた13人で今シーズンを戦う。2シーズン連続となるキャプテンの加納は開幕に向け、「B1昇格に向かって皆さんと一緒に頑張っていきたい」とコメント。ブースターと一緒に頂点を目指す覚悟だ。
開幕戦で鬼門の延長戦を制す!昨季3敗の山形にリベンジ 。
アウェーでの開幕となった今シーズン。対戦相手の山形ワイヴァンズとは昨季1勝3敗、3敗中2敗が延長負けという因縁の対決だ。試合は前半を35対42の7点リードで折り返すも、後半に逆転を許し厳しい展開に。しかし、粘る静岡は残り1分で7点のビハインドから#3岡田の2連続ゴールなどで同点に追いつき、延長戦に突入した。開始早々、#16橋本の3Pで先制した静岡は、そのまま逃げ切り83対78で勝利。昨季は5戦全敗だった延長戦を制し、開幕戦を白星で飾った。新加入の地元出身#11増田が日本人最多15得点の活躍を見せた。翌日の試合は、同じく新加入の#30サイモンが両チーム最多16得点の大活躍。80対66で山形に連勝した。この試合では、静岡学園OBの#25鍋田がリーグ初得点を記録。地元選手の活躍は静岡のジュニアアスリートたちの刺激になる。
第2節は、昨季のプレーオフで敗れ6戦全敗を喫したアルティーリ千葉と敵地で対戦した。試合は序盤からA千葉の激しい守備に苦しめられ、前半で24点のリードを許す。後半は互角の戦いを見せたが74対91で今季初黒星。昨年のリーグ戦56勝4敗のチームは今年も強かった。第2戦も55対73の完敗。優勝候補筆頭のチームに勝つ力をつけなければB1昇格は望めない。2試合で出た課題を修正し、次回のホームではぜひ勝ってほしい。
沼津でのホーム開幕戦に勝利!開幕4連勝中の鹿児島を下す。
10月19日(土)、ホーム開幕戦となった香陵アリーナ(沼津市総合体育館)には2,274人の観客が集まった。相手は開幕4連勝中の鹿児島レブナイズ。試合は強度の高いディフェンスが機能し、リバウンドを制した静岡が、一度もリードを許さず81対62で快勝。ホーム開幕を白星で飾り、連敗を2で止めた。12得点と活躍した#11増田は、オレンジ色に染まったアリーナと盛り上がりに、改めて静岡のバスケ熱を実感した。ホーム開幕連勝を狙った静岡だが、怪我で2人が欠場する中、攻守で奮闘した#16橋本が18得点の活躍を見せるも、79対81で敗戦。試合終盤には残り8分8点差から1ゴール差に迫る粘りを見せたが、最後は力尽きた。
6試合を終え3勝3敗は西地区3位。シーズンはまだ始まったばかりだが、「今シーズンもやってくれるぞ」と期待が膨らむ試合が多かった。ホームの2試合には多くのブースターの熱い声援が選手を後押し。この熱気は来場しなければわからない。まだ試合観戦の経験がない方は、ぜひ一度会場に足を運んでほしい。
(2024年10月19日時点)
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