優勝は静岡ラグビースクール合同。上位4チームの混戦制し春秋連覇!

静岡中央ロータリークラブ杯
令和6年静岡県ラグビーフットボール中学生秋季大会

10月20日(日)、エコパ芝生広場1にて静岡中央ロータリークラブ杯「令和6年静岡県ラグビーフットボール中学生秋季大会」の最終日が行われ、県ナンバー1チームを決した。

トライへの必死な攻防の連続。選手たちの情熱と結束に感動!

県内の中学生ラグビー6チームが総当たりで3日間戦う本大会。勝者4点、引き分け2点、ボーナスポイントが3トライ差以上で+1点、7点差以内の敗戦に+1の総獲得ポイント数で競う。2日目を終えて、マリンウィングス(以下、MW)が全勝の17点。以下、静岡ブルーレヴズRS14点、静岡ラグビースクール合同(以下、静岡RS)13点まで優勝の可能性が残った。

第一試合はここまで勝ち点のない、浜名湖・学芸・富士合同対レヴズRFC清水の戦い。清水はメンバー12人ギリギリで交代選手を他チームから借りるため不戦敗扱いだが、相手よりも多くトライしようという気迫に満ちていた。先制トライは清水。その後逆転を許すも、後半開始後立て続けにトライを決め追い上げる。試合は17対33で敗れたが、最後まで諦めずに声を出し合う姿には胸が熱くなった。

第二試合はマリンウィングス対ブルーレヴズ。MWは勝てば優勝が決まる。試合開始から猛攻を続けるMWが先制トライ。しかし、ブルーレヴズもすぐさまトライを返す。前半3点リードで折り返したMWは、後半開始早々にトライを決め突き放すかに見えたが、ブルーレヴズが連続トライ。ゴールライン際の必死の攻防、執念のタックル、一進一退の攻防は、静岡の中学ラグビーのレベルの高さを感じさせた。試合はブルーレヴズが1点リードの状態から終了間際にトライ&ゴールを決め28対20で勝利。トライ数は同じ4本だったが、ゴールを全て決めたブルーレヴズが8点差で勝利し、勝ち点18でMWを上回った。MWの選手たちが中学最後の公式戦で味わった悔しさは、きっと明日につながるだろう。それほど、パスや連携、スピード、激しさは素晴らしいものがあった。

第三試合は、昨年覇者の静岡聖光RSと今春優勝の静岡RSの戦い。静岡RSは3トライ差をつけて勝てば勝ち点18でブルーレヴズに並び、2日目に19対14で直接対決に勝利しているため優勝が決まる。先制トライは聖光RS。しかし、静岡RSは強かった。先行を許し火がついた選手たちは見事なパスでボールをつなぎ、次々とトライを決める。後半7分には6トライ目を決め、差を5トライに広げた。聖光RSも必死の反撃で2トライを返したが、41対17で静岡RSが勝利。春夏連続で静岡ナンバー1チームに輝いた。試合中、「このチームでやる最後だぞ!」と仲間を鼓舞し続けた日野坪キャプテン(清水二中3年)は、「チーム一丸で掴んだ勝利。誰が欠けても勝てなかった。団結力はどこにも負けない。みんなでやるラグビーが本当に楽しくて、最高でした」と興奮気味に語った。「キャプテンを中心に、全員がやるべきことを一生懸命にやるチーム。最高です」と宮川HC。高いレベルで優勝を争ってきた4チーム中、最も人数が少ない。沼津と静岡のチームの合同で、一緒に練習できるのは月1~2回。多様な個性が見事に調和し、情熱と結束を強く感じる、ラグビーの魅力を象徴するようなチームだった。やっぱりラグビーは面白い。興味のある方は是非一度見てほしい。

●大会結果
優 勝 静岡RS合同(沼津・静岡)
準優勝 静岡ブルーレヴズRS
第3位 マリンウィングス
第4位 静岡聖光学院RS
第5位 浜名湖・学芸・富士合同
第6位 レヴズRFC清水

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