静岡県立清水西高等学校

10点取られたら11点取る。
どんな時もフルスイング。

一昨年の秋から初戦コールド負けが続く清水西。11人でスタートした新チームも、秋の初戦は駿河総合に1対12の大敗だった。しかし、前監督が最後の指揮となる春季大会初戦、相良高に10対9で競り勝ち、監督に勝利をプレゼント。自分たちも公式戦初勝利を喜んだ。4月からは高校野球指導歴30年の野村監督が指揮を執る。守備は基本のキャッチボールから、打撃ではフルスイングを徹底。どんな場面でも、来た球を思い切り打つ、打ち勝つチームを目指してきた。

エースは部員の少ないチームを支えてきたキャプテンの長澤(快)。内野の秋山、松永の登板もある。そして、春から急成長しているのが外野から転向した2年生の西谷。185cm85kgから投げ下ろすボールには威力があり、練習試合では安定したピッチングを見せている。基礎から徹底した練習で失策は減り、内外野共に守備は安定してきた。野村監督の「10点取られたら11点取ればいい」という指導の下、攻撃は打順に関係なく全員フルスイング、小技は使わない。春の相良戦で本塁打を放った西谷をはじめ、長澤(快)、鍋田、秋山にも長打がある。

5月以降の練習試合では、無駄な失点が減り、得点力が上昇。接戦を勝つ試合が増えてきた。3年生は未だ夏の勝利経験がないが、自分たちの可能性を信じ、「3回戦まで行こう」と燃えている。「このチームに入って良かったと思えるように、3年間学んだことを出し切ってほしい」と野村監督。夏が終わると9人揃わない可能性が高い。まずは思い切り高校野球の夏を楽しんでほしい。

部員/20名(3年7人・2年4人・1年4人・マネージャー5人)
創部年/2005年 監督/野村 保 


キャプテン
長澤 快
投手

家族のような仲間たち。
夏の勝利を喜び合いたい。

自分たちは学年問わず仲が良く、家族のようなチームです。常に笑顔で声を掛け合い、互いを高め合ってきました。春の大会で自分が最初に失点しながら、みんなでチームに流れを引き寄せて勝ち切った高校初の公式戦勝利は最高の思い出です。夏の大会では、キャプテンとして選手一人ひとりの良さを引き出す声を掛け、今までやって来たことを出し切り、夏の勝利をみんなで喜び合いたいと思います。

2022年度 清水西高校
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