日清カップ全国小学生陸上静岡県大会にて、千代田ACの渥美奈々さん(竜南小6年)が女子コンバインドA(走高跳&ハードル)で優勝し全国大会出場を決めた。走高跳1m42、80mH13秒04は断トツの県ランク1位。
静岡市立竜南小学校6年
千代田AC所属
渥美 奈々(あつみ なな)選手
日清カップ全国小学生陸上静岡県大会にて、千代田ACの渥美奈々さん(竜南小6年)が女子コンバインドA(走高跳&ハードル)で優勝し全国大会出場を決めた。昨年全国優勝した千代田ACの先輩、中澤美緒さん(静岡東中1年)の記録を目標に頑張ってきた成果だ。渥美さんが陸上を始めたのは小学4年の5月。クラス担任が千代田ACを運営する久能先生だったことが、彼女の運命の扉を開いた。「頑張らないと上手くならない鉄棒を真面目にコツコツ練習し、技を習得する力に陸上の資質を感じた」と久能先生。千代田ACの自由な雰囲気と的確なアドバイスが渥美さんの力を伸ばした。17秒台だった100m走は2年間で13秒台に。元々高い運動能力に技術を加え、走高跳1m42、80mH13秒04は断トツの県ランク1位だ。追い風参考では12秒88の記録を持つ。
記録更新に試行錯誤する楽しさ。全中で先輩と表彰台を独占したい。
渥美さんが力を伸ばした要因には、千代田ACの先輩たちの背中がある。中澤さんの1学年上の瀧口瀬奈さん(西奈中2年)も女子コンバインドAで全国優勝。「先輩たちが記録を伸ばそうと試行錯誤しているのが楽しそうだった」と渥美さん。9月の全国大会で、千代田ACの同種目3連覇を目指す。現在の身長は1m65、恵まれた体格とバネから走高跳への期待も大きいが、本人はハードルへの思いが強い。現在、中学女子100mHの県ランク1位が瀧口さん、3位が中澤さん。瀧口さんは今年、全中行きを決めた。中学1年になる来年、100mHで全中の表彰台に3人で立つのが目標だ。200mで全中行きを決めた兄の岳大君(静岡北中3年)は、奈々さんの影響で中学から陸上を始めたというから驚く。まさに、千代田ACの合言葉「未見の我に会いに行こう!」を体現した兄妹である。将来は100mHでオリンピックを目指すという渥美さん。「頑張るのが好き」という言葉には、あらゆる可能性を感じる。誰もが認める天性のアスリートだ。
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