秋晴れとなった10/15(土)、男女ソフトテニス新人団体戦が草薙庭球場で行われ、男女各8枠の県大会進出を懸けた戦いに、各校が新チームで挑んだ。

第26回静岡県中部地区中学校対抗ソフトテニス大会(団体戦)

男子は大里が昨年のリベンジV。
女子は安東が準優勝の大躍進。

全国5位メンバーが残る大里。清水二、観山との接戦を制す。

16校によるトーナメントの男子団体戦。ベスト4に残った静岡市勢は、昨年同様、大里、観山、清水二の3校。附属島田は、準々決勝で長田南との接戦を制した。大里中は昨年、準決勝で観山に敗れ3位。その悔しさをバネに全中県優勝、全国5位の好成績を収めた。新チームには、全国を知る2年生2人、1年生1人が残る。昨年覇者の清水二との準決勝は、両者ともミスの少ない好ゲーム。声と気迫で圧倒する清水二に対し、大里ペアは冷静に試合を進め、最後は大里が2対1で勝ち切った。観山対附属島田も最終ペアの戦いへ。観山の嵯峨君が鋭いショットで相手のミスを誘うも大接戦。保護者の応援にも力が入る。最後は黒川君がサービスエースを決め、大逆転で観山が決勝に進んだ。
決勝は大里と観山、常に優勝を争ってきた両雄だ。まずは全国を経験した大里の長澤・鈴木ペアが圧勝で先手を取る。観山は黒川・嵯峨ペアが準決勝の勢いのまま勝利し、1対1に。最終戦は、観山リードで始まるも、大里は福田君のショットが安定しサイドを攻め、前浦君が前で決めリードを奪い返すと、その後は完全に大里ペース。2対1で勝利し、昨年のリベンジを果たした。「去年の先輩たちを超えようとみんなで頑張ってきた。これからもチーム一丸で勝ち進みたい」と前浦キャプテン。先輩が見せてくれた全中の舞台に、来夏再び立つと上を向く。ベスト8に残った、安東中、長田南中、東豊田中も県大会進出を決めた。

 

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経験者が揃う安東が快進撃。大会6連覇中の静岡南に勝利。

女子は、中部地区の20校が決勝トーナメントを戦った。県大会に進むベスト8に勝ち残った静岡市勢は、本大会6連覇中の静岡南をはじめ、安東、長田西、清水五、清水一の5校。長田西は、1回戦、2回戦、準々決勝の対清水五中戦を全て2対0のストレートで勝利し、準決勝進出を決めた。昨年は県大会に進めなかった安東は、新チームにテニス経験者を揃える。台風の影響で団体戦予選が中止となり、市内大会個人戦で3位、5位のペアを擁する第一シードの安東は、準々決勝で王者静岡南に2対0で勝利。ベスト4に名乗りを上げた。準決勝の安東対長田西は、風が吹き始めてボールコントロールが難しくなる中、試合を支配した安東が2対0で勝利。榛原中が待つ決勝に駒を進めた。
迎えた決勝戦。安東の森川・鈴木ペアは、序盤は緊張からミスが目立つも、徐々に落ち着きを取り戻し、空きスペースを狙うコントロールショットが冴える。走って拾って相手のミスを誘い、勝利した。同時進行の隣コートでは安東ペアが敗れ、試合は3組目までもつれ込む。榛原ペアのコースをつくショットに終始押され気味の安東ペア。最後までペースを掴めず、惜しくも敗れた安東だが、中部準優勝は昨年からの大躍進だった。「優勝を狙っていたので負けたのは悔しいが、6連覇中の南に勝てたのは嬉しい」と宮キャプテン。静岡南一強だった静岡市の女子テニスは、これから混戦になりそうだ。

 

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