9月11日(日)・18日(日)にラグビーの秋季県大会が行われ、草薙総合運動場球技場を舞台に、県1位の座をかけて争われた。静岡市からは静岡翔洋中・RC清水(清水合同)、静岡聖光RFC、静岡RS合同、清水南RFCの4チームが出場し、静岡RSは見事静岡ブルーレヴズとの同時優勝を果たした。

2022/10/19 ラグビー ,大会レポートラグビー,静岡翔洋,静岡ブルーレヴズ,RC清水,静岡聖光RFC,静岡RS,清水南RFC

県中学ラグビー頂上決戦。三つ巴の激戦、静岡RS同時優勝。

令和4年9月11日（日）・18日（日）の二日にわたり、ラグビーの秋季県大会が草薙総合運動場球技場を舞台に、県1位の座をかけて争われた。今回は全部で5チームが参加、静岡市からは静岡翔洋中・RC清水(清水合同)、静岡聖光RFC、静岡RS合同、清水南RFCの4チームと浜松からは静岡ブルーレヴズが参加して行われた。

どこが勝ってもおかしくない実力伯仲、好勝負が展開された。

静岡市からは静岡翔洋中・RC清水(以下清水合同)、静岡聖光RFC、静岡RS合同、清水南RFCの4チームと浜松の静岡ブルーレヴズが参加し、総当たりのリーグ形式、全10試合での獲得ポイントで競われた。勝ちは4、引き分け2、負け0に加え、ボーナスポイントとして勝敗に関係なく、3トライ差で勝ち点1、負けても7点以内であれば勝ち点1とカウントされた。

今回はどのチームも実力伯仲、激戦が予想された。11日の初日の段階で清水合同が2勝をあげ9ポイント獲得でトップに立つ。それに続く静岡RS、聖光、レヴズがそれぞれ一勝一敗の三つ巴で並ぶ。聖光は初戦で清水南に勝利するも、第三試合、前半の1トライが響きレヴズに12対7と惜敗。静岡RSは第二試合で清水合同に後半逆転され、最後まで粘りを見せるも21対17で敗れた。ところが第五試合、静岡RSは地力を発揮。前半は同点となったが後半レヴズを突き放し、10対17で勝利それぞれが一勝一敗で並んだ。

一勝一敗で並んだ3チーム。直接対決が鍵に。

そして迎えた18日、第七試合、清水合同対聖光の熱い戦い。前半、聖光は先制トライ＆ゴールを上げるが、7分、10分と立て続けにトライを奪われて逆転され、10対7で前半を終える。後半に入り13分聖光は逆転に成功するが、16分再び逆転され、17対14で惜しくも敗れた。その余波か聖光は精彩を欠き、第九試合の対静岡RS戦を落としてしまう。静岡RSはこの試合でボーナスポイントも獲得、一気に15ポイントとなり優勝に手をかけた。一方、勝った清水合同は最終の第十試合でレヴズと対戦。これに勝てば清水合同は文句なしの全勝優勝だ。しかし後のないレヴズは強かった。前半5分のトライを皮切りにリズムの掴めない清水合同を翻弄し、大型FWを中心としたアタックで10分、17分と立て続けにトライを奪い前半で17対0と大差をつける。清水合同も相手のミスからカウンターを仕掛けるが点に繋がらない。最後はレヴズが清水合同を36対7と大差で下し、3勝1敗勝ち点15で静岡RSと並び両チームが1位となった。清水合同も3勝1敗ながら、勝ち点がわずかに届かず3位という結果に終わった。優勝した静岡RSのキャプテン宇田川匠音君(末広3年)は「これまでみんなで今日を目標に頑張ってきて、こうやって最後に結果が残せたことは嬉しい」と喜びを語った。

この日は台風で大雨が予想されていた。しかし中学生たちの熱意が雨を吹き飛ばしたのか最後までコンディションは良好で、当日はBチームの対抗戦なども行われ大いに盛り上がったラグビーDAYとなった。