6月26日(日)、静岡市中学校総合体育大会柔道の部が北部体育館で行われた。午前中は女子5校、男子9校で団体戦、午後からは男女それぞれの個人戦が行われた。

男子は静岡学園、女子は静岡翔洋が団体優勝。

力と技、そして気持ちの勝負。90㎏超級では延長5分の大激戦。

女子団体戦には5校が参加。常葉橘は2人ながらも決勝へ進み、静岡翔洋と対戦した。最後は常葉橘大将の天野さんが頑張りを見せ一勝を挙げたが、女子団体優勝は2対1で静岡翔洋に。男子団体戦は9校が参加。一回戦から激闘が繰り広げられ、決勝はそれぞれ圧倒的な力を見せ勝ち上がってきた静岡学園静岡翔洋の対決。静学・先鋒の門倉君がまず一勝。翔洋・次鋒庄司君に取り返されるが、静学・中堅の川合君が安定した力で2対1に持ち込む。副将、大将戦はそれぞれ引き分けとなり、男子団体戦は静岡学園が優勝杯を手にした。3位には籠上、以下、美和、大里、長田西と続いた。

午後からは個人戦。参加人数の多い女子48㎏級は激戦。決勝は翔洋同士の対決となり前田さんが押え込み一本で勝利、強さを見せた。男子の圧巻は90㎏超級決勝戦。団体の大将戦で引き分けた大橋君(静学)と大鐘君(翔洋)の対決。ここでも3分では決着がつかず延長戦に。技を繰り出すも、良きライバルとして競い合ってきた中、お互い手の内は知り尽くしている。双方決め手を欠いたまま、延長戦5分に突入し体力も限界、精神力での戦いに入る。最後は大鐘君が指導を受け試合終了、諦めず攻め続けた大橋君が勝利を手にした。「ずっと負けていた相手にやっと勝つことができた。とても嬉しい」と大橋君。今年の静岡学園は強い、81㎏級優勝の川合君は昨年の全中2位、90㎏級優勝の石井君は全中5位。2人とも「日本一しかない」と目標は大きい。高田監督も「まずは県大会でしっかり結果を出し、全中では去年を上回る成績を残したい」と力強く語った。当然、翔洋もこのままでは終われない。ふたたび県大会に舞台を移しての熱い戦いが待っている。

女子団体優勝:静岡翔洋中

男子団体優勝:静岡学園中

●大会結果
<女子団体戦>
優 勝 静岡翔洋中
準優勝 常葉橘中
第3位 長田西中
第4位 大里中
第5位 籠上中

<男子団体戦>
優 勝 静岡学園中
準優勝 静岡翔洋中
第3位 籠上中
第4位 美和中
第5位 大里中
第6位 長田西中

<女子個人戦>
40㎏級:酒井 優杏(長田西)
44㎏級:渡部 香梨奈(静岡学園)
48㎏級:前田 由菜(静岡翔洋)
52㎏級:上田 聖(高松)
57㎏級:天野 あろは(常葉橘)
63㎏級:松原 雅(静岡翔洋)

<男子個人戦>
50㎏級:佐野 迅羽(静岡翔洋)
55㎏級:高岡 颯人(静岡学園)
60㎏級:堀内 雅翔(美和)
66㎏級:門倉 寛太(静岡学園)
73㎏級:望月 透磨(静岡翔洋)
81㎏級:川合 遼(静岡学園)
90㎏級:石井 克明(静岡学園)
90㎏超級:大橋 弘誠(静岡学園)

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