6月11日から市内29校が予選リーグを行い、6月26日から予選上位13校に静岡翔洋、常葉大橘、静岡学園のシード3校を加えた16校による決勝トーナメントが行われた。7月9日に優勝校および県大会出場順位が決定した。

静学vs翔洋、中体連決戦。静岡学園に軍配が上がる!

激戦の予選リーグを勝ち抜き、決勝トーナメントを目指せ!

サッカーは6月11日(土)から予選リーグが始まった。決勝トーナメントへの出場を目指し、29校が8ブロックに分かれ競い合った。

Aブロックは新人戦、ライオンズ杯3位の大里が全勝1位通過、2位には清水飯田が入った。Bブロックは春季中東部1位の清水二が全勝、聖光が2位で通過。Cブロックは2勝1分ながら得失点で中島が1位、清水四が2位で通過、ライオンズ杯優勝の城内は勝ちきれず、予選で姿を消した。Dブロックは清水八が1位、籠上が2位で通過。Eブロックは同率で2校が並んだが、得失点で安東が1位、豊田が2位となった。F、G、Hブロックは1位のみ通過、清水五、清水六、静岡東がそれぞれ勝ち抜けた。新人戦4位の静岡南はGブロックで清水六と同率だったが、得失点1点に泣き予選敗退となった。決勝トーナメントは、これに新人戦県大会優勝の静岡学園、5月の県大会優勝の静岡翔洋、3位の常葉橘のシード3校が加わり、全16校で競われ、上位8校が県大会へ進む。

決勝トーナメント上位8校が決定、県大会に向けての順位決定戦。

7月9日(土)、清水総合運動場で順位決定戦および、決勝戦が行われた。一回戦を勝ち抜いた上位8校はシード3校に加え安東、清水飯田、大里、静岡東、清水六の5校。

7位決定戦は清水飯田清水六。序盤から飯田の攻勢。前半27分ついに飯田が先制するが後半5分、清水六も1点を返し同点。しかし13分には飯田が追加点、清水六を突き放す。2対1で清水飯田の勝利。

5位決定戦は安東静岡東。前半13分、安東がPKを得る。落ち着いて決め先制。リズムに乗った安東は15分、さらに追加点。28分静岡東も綺麗なミドルシュートを決め2対1に持ち込む。しかし後半22分安東がコーナーからねじ込み3対1、安東が5位に。

3位決定戦は常葉橘大里。前半終わって4対0と橘が大きくリード。後半もさらに3点追加、7対0と大差に。ここから大里が意地を見せる。後半28分、気力あふれる攻撃で右サイドから橘ゴール前に攻め込むと、全員の気持ちがひとつになった気持ちの良いシュートが決まる。しかし試合は7対1で終了。負けたが大里、選手の顔は爽やかだった。

決勝戦は今年も静岡学園静岡翔洋の顔合わせ。昨年このライバルとの激戦を勝ち抜いた静学は全国3位になった。今年のチームも新人戦県大会の決勝で激突。そこでは静学が勝利。5月の県大会では準決勝で対戦、この時は静学が敗れ、翔洋は決勝で開誠館を下し優勝、県1位の座についている。試合は静かに始まった。前半10分、静学MF泉君が先制ゴール。17分、翔洋にもチャンス。しかし静学キーパー野村君の好セーブで得点ならず。25分、静学はゴール前で相手を揺さぶり、MF落合君が落ち着いてゴール、2対0に。翔洋もキャプテン望月君、MF中根君が随所で光るプレイを見せ、再三チャンスを作るが静学ディフェンスを崩せない。後半に入っても静学は安定した攻守をみせる。25分、静学はフリーキックからヘディングでゴールを狙う。一度は防いだが、弾いたボールを詰めていたMF小山君が押し込んで3対0。そのまま静岡学園が勝ち切って中部ナンバー1に輝いた。キャプテンの前田君は「まだまだ自分達には強度も含め足りていない所がある、修正して県大会に臨み、全国優勝を目指したい」と勝っても気を引き締めていた。岡島監督も「去年の全国3位メンバーもいるチームだけど、油断はできない。まずは県大会だが、しっかり勝って、もちろん全国優勝を目指す」と力強く語った。

決勝戦はどちらも中学生とは思えない基本がしっかりしたサッカーで、とても見応えのある試合だった。静岡のサッカーは全国が視野だ。楽しみに吉報を待ちたい。

●大会結果
優 勝 静岡学園中
準優勝 静岡翔洋中
第3位 常葉大橘中
第4位 大里中
第5位 安東中
第6位 静岡東中
第7位 清水飯田中
第8位 清水六中

以上、8位までが県大会出場。

優勝:静岡学園中

準優勝:静岡翔洋中

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