「NTTジャパンラグビー リーグワン」が静岡にやってくる !!

3月27日(日) IAIスタジアム日本平 
静岡ブルーレヴズが静岡を熱くする!!

18年続いたラグビートップリーグに代わる新リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」が2022年1月7日に開幕した。リーグワンには、ラグビートップリーグで活躍したヤマハ発動機ジュビロが、チーム名を新たに参戦。その名も「静岡ブルーレヴズ」。静岡県をホストエリアとする、プロラグビークラブが誕生した。3月27日(日)IAIスタジアム日本平にて、静岡県中部地区初のラグビー公式戦が行われる。

ラグビー新時代を作るのは「静岡」だ。
心躍る最高の感動をつくりだす。

日本中が熱狂したラグビーワールドカップ2019、日本代表がアイルランド代表から歴史的勝利をあげた「シズオカ・ショック」から約2年半の時を経て、再び静岡の地がラグビーで熱くなる。

昨年6月、磐田市を本拠地とするヤマハ発動機ジュビロが、ラグビー新リーグ参入に向け、記者会見を行った。実業団クラブからプロラグビークラブへ、静岡県をホストエリアとし、チーム名はこれまで親しんだ愛称ジュビロを残さず、「静岡ブルーレヴズ」にすると発表した。チーム名の「ブルー」はヤマハ発動機の伝統色、「レヴズ」は「感動を届ける」の意。ミッションは「革新と情熱で、心躍る最高の感動をつくりだす」、ビジョンは「静岡から世界を魅了し、日本一のプロフェッショナルラグビークラブをつくる」と発表。そこには、新リーグ幕開けと共に、ラグビー新時代を静岡から自分たちが作るという、確固たる覚悟があった。

12チームがプレーオフ進出をかけ激突。 
各国代表が名を連ねる「リーグワン」

JリーグやBリーグ同様、チーム名には必ず地域名を入れることとなった「NTTジャパンラグビー リーグワン」。ディビジョン1(1部リーグ)の12チームは、2つのカンファレンス(6チーム)に分かれ、総当たりのホスト&ビジターで2回、カンファレンス外のチームと1回、1チームあたり16試合を行い、上位4チームがプレーオフに進む。各チームには、W杯ベスト8の日本代表選手をはじめ、優勝の南アフリカ、ニュージーランドやオーストラリアなど、ラグビー強豪国の代表選手が名を連ねた。1月7日開幕から5月の最終戦まで、日本各地で熱い戦いを繰り広げ、プレーオフ進出の4チームが決まる。

3試合不戦敗の厳しいスタート。
ホストゲーム2勝目を静岡の地で。

静岡ブルーレヴズのリーグワン初戦は2022年1月9日。しかし、選手たちがピッチに姿を現すことはなかった。試合5日前のPCR検査で数名の新型コロナウイルス感染症陽性反応を確認。1月23日に予定していたホーム開幕戦までの3試合が中止、不戦敗となった。そして1月30日、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪をヤマハスタジアムに迎えた一戦。開幕から試合ができず悔しい思いをしてきた選手たちが躍動した。前半14対13と1点差まで追いつかれた後半、ホストゲームで絶対に負けられないと奮起したチームは次々とトライを決め、36対13で勝利。地元ファンは歓喜に沸いた。2月5日の東芝ブレイブルーパス東京戦は前半35対7と大量リードを許し、後半巻き返すも59対26で敗れ、ディフェンスに課題を残した。2月19日に行われたホストゲーム2戦目、日本代表SO田村優選手を擁する横浜キヤノンイーグルスとの戦いは、ディフェンスを改善し本来の強さを見せ、前半を18対7で折り返す。しかし点を取るべきところで取りきれなかったチームは、後半逆転を許し18対28で試合終了。悔しい敗戦も、確かな手ごたえを感じる試合となった。

第6節を終え、チームは1勝5敗の10位。不戦敗による3つの黒星が重くのしかかるが、チームはプレーオフ進出を諦めてはいない。オンライン取材に応じてくれた大戸裕矢キャプテンは「3試合出遅れたこともあり、今は目の前の一試合を勝ち続けることが目標です。その結果、ベスト4に残ることで優勝への道が見えてくると信じています」と一戦必勝を誓う。

3月27日(日)、静岡ブルーレヴズのホストゲームとして、IAIスタジアム日本平に、第6節終了時4位の埼玉パナソニックワイルドナイツを迎え撃つ。静岡県中部地区でラグビー公式戦が行われるのは初めてだ。「静岡ブルーレヴズというチーム名に変わり、ラグビーで静岡県全体を盛り上げていこうという気持ちがとても強いので、とてもワクワクしています。まずはチームの存在を知ってもらうこと。自分たちが勝つことで静岡を元気にしたい」と大戸キャプテン。試合の見どころについては「特に注目してほしいのは、自分たちが得意とするスクラムやラインアウトなどのセットプレー。スタジアムに来て、体がぶつかり合う音やトライを決めた瞬間の盛り上りを、ぜひ生で体感してほしいですね。皆さんの胸が熱くなるような試合をお届けします。ホストゲームですから、絶対に負けられません。僕らと同じ青いジャージを着て、一緒に盛り上がりましょう。静岡の皆さんと一緒に戦いたいと思います」と熱く語ってくれた。試合は3月27日(日)14時30分開始。IAIスタジアム日本平がブルーに染まる。
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