4月29日(金)、静岡地区全16チームによる予選リーグ、 決勝トーナメント2次リーグを勝ち抜いた4チームが、 中島人工芝グラウンドにてライオンズ杯をかけた戦いに挑んだ。

第44回 静岡芙蓉ライオンズクラブ杯 兼 静岡県中学生サッカー選手権 中部支部予選

決勝戦、豪雨の死闘!城内が決戦を制す。

県大会出場のベスト4が出揃う。
歴史あるライオンズ杯はどこに。

4月29日に順位決定戦が中島人工芝グラウンドにて行われた。当日は準決勝から雨が降り始め、決勝戦ではピッチの半分は水たまりという悪条件の中、選手たちはそれを感じさせない熱さで戦いを繰り広げた。

ベスト4に残ったのは、大里城内静岡東長田西の4チーム。準決勝第一試合城内大里。開始早々7分に1点、さらにもう1点と、城内が力を見せ、前半を2対0で折り返す。後半に入っても城内の勢いは止まらず4分にも1点。大里もようやく17分に一矢を報いるが、城内ディフェンスとGK宮沢君の勇気あるプレイがそれ以上の追加点を許さない。逆に25分、29分と城内が追加点、大里を突き放して5対1で城内が決勝に。準決勝第二試合静岡東長田西。静岡東が7分に先制するが、その後、長田西は粘りの守りを見せる。守り切って前半は1対0で終了。後半4分、長田西は掴んだチャンスを見逃さず、1点返し同点に。諦めない長田西が粘り強い守りとカウンターで18分、ついに逆転に成功。そのまま2対1で長田西の勝利、決勝に駒を進めた。

決勝城内長田西の対決。大雨の中、長田西が前半8分に先制。城内も攻め返すが、長田西のディフェンスを崩せずカウンターも決まらない。逆に長田西は気合いも十分、好守のリズムが良い。前半は終始長田西が押し気味のまま1対0で終了。後半、開始早々、城内は前に出てしまったキーパーのこぼれ球を奪い取ると10番MF井村君が落ち着いて決めて同点に追いつく。ここからさらに雨足は強くなり、とうとうピッチの半分は水たまり。その後はお互いチャンスはあるが、得点に繋がらない。さらに蹴ってもボールは走らず、ポトリと止まってしまい、どちらも思うようにゲームが進められない。そんな最悪のコンディションの中、落ち着いてボールを繋ぐ城内が、徐々に長田西を追い込む。しかし1対1同点のまま試合終了、5分ハーフの延長戦に突入となった。延長戦でも意地の張り合い、気持ちの戦いとなったが、決着はつかず、ついにPK戦にもつれ込む。PK戦は13人蹴って意地を見せた城内が4対3で勝利、優勝を勝ち取った。

この後の県大会には今回のベスト4に加え、静岡学園常葉橘が中部特別枠として参加、県の頂点を目指す戦いが始まる。中体連の前哨戦となる今大会、天候や運にも左右されたが、自分たちのプレイを見直す良い機会にもなった。夏にはもう一段成長した姿を見せて欲しい。

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