11月6日(土)、新チーム初の公式戦となる市民大会の準決勝、決勝が行われ、 予選から決勝トーナメントを勝ち上がった男女各4チームが会場を分かれて熱戦を繰り広げた。

男子は城南静岡中、女子は常葉中。
昨年に続き、共に大会2連覇!

全中出場の先輩に負けまいと気迫が勝った新生・城南静岡。

男子4強に駒を進めたのは、城南静岡、静岡大成、静岡翔洋の強豪私立3校と公立中から唯一勝ち上がった清水六。準決勝は、城南が前半の負傷で主将の清君を欠いた静岡翔洋を後半圧倒し、74対48で勝利。大成は清水六に85対28で圧勝し、力の違いを見せた。決勝は昨年同様の両雄対決。試合は、スピードと決定力に勝る城南が第1Qを21対11とリード。大成は力みからか、シュートがなかなか決まらない。第2Qに入り徐々に落ち着き始めた大成が33対29まで追い上げるも、後半になって更に勢いを増した城南は、リバウンドにスチールと球際の強さを見せつけ、大成を突き放す。75対50で城南が勝利し、大会2連覇。全中出場メンバーから一新した城南だが、先輩たちとのハイレベルな練習環境で鍛えた力を本番でも出し切った。どこから誰が打っても入るシュートからは、積み重ねた練習量を思わせ、選手全員のコート上での集中力は「代が変わって弱くなったとは言わせない」という気迫が溢れていた。新キャプテンの佐野君が「1年生も含め、みんなが全力で頑張った結果。2年連続で全中出場目指します」と引っ張る。大成は、この悔しさを必ず糧にしてくるチーム。今年もライバル対決が熱くなりそうだ。3位決定戦は、主将を欠く静岡翔洋に清水六が最後まで食らいつく接戦となったが、最後立て続けにシュートを決めた静岡翔洋が逃げ切った。2強から3強へ、そして上位を脅かすチームが今後出てくるか。男子バスケの今年に注目したい。


男子決勝戦
|75|城南静岡 vs 静岡大成|50|


男子3位決定戦
|62|静岡翔洋 vs 清水六|54|


 


●大会結果(男子)
優 勝 城南静岡中
準優勝 静岡大成中
第3位 静岡翔洋中
第4位 清水六中

今大会勢いに乗る清水南も、少数精鋭の常葉に一歩及ばず。

女子決勝に進んだのは、準々決勝でライバルの静岡翔洋を66対64と僅差で下し、準決勝でも大成を58対32で退け勢いに乗る常葉大常葉と、一戦一戦着実に戦い準決勝では今年、勢いのある清水八を58対48で下した清水南。試合は開始早々から常葉が力を見せた。清水南も食い下がるが翻弄され第1Qは20対7。第2Qに入り落ち着いてきた清水南も反撃を開始、前半を30対15で折り返す。後半に入ると清水南の反撃が始まる。リバウンドを確保する安定した攻撃に相手のミスも重なり、第3Q終了時点で38対37とあと1点差まで詰め寄る。第4Qに入っても清水南の勢いは止まらず一進一退が続く。常葉ベンチから大きな檄が飛ぶ中、キャプテン池田さんを軸に落ち着きを取り戻した常葉が、徐々に地力を発揮し、残り5分から連続得点を重ね58対50で勝利した。今年の常葉は2年生が3人の部員は7人。少数精鋭だがレベルや意識も高く、新人戦を勝ち切った。池田さんは「人数は少ないけど、力を合わせて東海大会でも結果を出す」と力強く語った。3位決定戦は、序盤から清水八がキレのある攻めを見せ、押し気味に試合を進める。大成はミスもあって安定せず徐々に引き離される展開。第1Q11対6、第2Q27対22、第3Q37対31と八中がリードを続けたが第4Qに入って流れが変わった。清水八は勝ちを意識したのかミスが出始める。気がつけば大成に追いつかれ逆転を許し、そこからは大成が攻守に渡って安定。48対39で大成が勝利をおさめた。


女子決勝戦
|58|常葉大常葉 vs 清水南|50|


女子3位決定戦
|48|静岡大成 vs 清水八|39|


 


●大会結果(女子)
優 勝 常葉大常葉中
準優勝 清水南中
第3位 静岡大成中
第4位 清水八中

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