静岡市立 高松中学校 野球部

1人1人が欠かせない。これぞ、全員野球。
部員7人の単独チーム。

昨夏大会終了後、部員7人となった高松中野球部は、単独チームを選択した。公式戦出場よりも、チームの団結と密度の濃い練習を選んだ選手たち。その思いと目指す野球とは?

1本でも多くノックを受け、1球でも多くボールを打ちたい。

部員7人の内、学童野球経験者は1人。昨年は、3年生11人主体のチームで、公式戦への出場機会も少なかった。顧問の井上先生の、合同か単独かの問いに、新3年生5人全員は「もっと練習して上手くなりたい」と単独チームを希望。選手たちは、ピッチングマシンを使った守備、テニスボールを使った打撃などの工夫で、密度の濃い練習を重ね、着々と成長した。練習試合には、卒業した3年生が交替で参加。先輩からの助言を受け、強豪チームに僅差で勝利するまで力をつけてきた。

新たな仲間と目指す積極野球。県に出る、県で勝つ!

新チームのスローガンは「全員野球・何かして怒られよう!〜人・物・心を大切に〜」。白鳥主将を中心に、「怒られることを恐れずに、思ったことは何でも実行しよう」と部員7人で決めた。井上先生の「普段の生活が野球にも出る」という教えのもと、選手たちは自主的に、グラウンドへの挨拶も欠かさない。「目標は県に出て、勝つこと」と白鳥主将。野球経験、試合経験の少ない選手たちが、春から新1年生を仲間に加え、強い結束力、積極的な全員野球で、県大会出場を目指す。野球未経験者も大歓迎だ。

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