静岡ガス野球部 天皇賜杯2連覇達成!!

延長14回の死闘を制し、再び軟式野球日本一の栄冠。

2020年11月4日、岡山県で行われた軟式野球の日本一を争う「天皇賜杯第75回全日本軟式野球大会」決勝。昨年に続き静岡ガス野球部がその舞台に立った。対戦相手は千葉県代表の京葉銀行だ。
試合は京葉銀行が5回に先制し、1-0のまま最終回へ。ここからドラマが始まった。9回表、静岡ガスは二死から同点に追いつき延長戦へ突入。11回表に2-1と勝ち越すも、京葉銀行の本塁打で2-2の同点に。延長13回を終えても決着はつかず、両者一歩も譲らない。試合は無死1、2塁からの「タイブレーク方式」となった。14回表二死から静岡ガスは望月選手の一塁強襲安打などで2点を勝ち越す。その裏の京葉銀行の攻撃を1点で抑え、4-3で勝利。2年連続3度目の優勝を決め、大会史上8チーム目となる連覇を達成した。

試合後、車谷監督は「コロナ禍で調整が難しいシーズンだったが、天皇賜杯は開催されると信じて、日々取り組んできた。多くの方の支えや理解があり、今日を迎えることができた。今日の決勝も追いかける展開だったが、最後までいけるというチームの空気があった。連覇ができたことは大変光栄だ。これからも1つの試合、目の前にあるやるべきことを積み重ねていく静ガス野球の良さを守っていきたい」と大会を振り返った。
最優秀選手賞を受賞した主将の志田卓也選手は「先行されてもチャンスを逃しても焦ることなく、1打席1打席を積み重ねて最後に粘り勝ちする静ガスらしさが出せた。チーム内の世代交代が進むなか、今年加入した新人にも経験という財産が残せたことが大きい。シーズン残りの試合も、野球ができる感謝を胸に全力で取り組みたい」と受賞よりもチームの勝利を喜んだ。小井敬宏投手は大会優秀選手に選ばれた。
静岡市のスポーツチームが全国の頂点に立つのは、年代を問わず嬉しいものだ。スポーツは地域を元気にする。静岡ガス野球部の偉業達成に惜しみない拍手を送りたい。

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