【列強列伝2020】常葉大学附属橘中学校 男子サッカー部

新人戦県ナンバー1、中高一貫で磨き求める、上で通用する自己判断力。

苦境を乗り越え、己に勝て!より高きを目指して!

昨年11月開催の新人戦で5年振りに県大会優勝を果たした橘中サッカー部。中高一貫指導の下、2000年よりサッカー部の強化を進め、常に県上位を競い、強豪クラブが揃う県トップリーグで2年連続優勝の実績も誇る名門チームだ。サッカーを通じた人間性の向上を第一に、その先で活躍できる選手の育成を目指している。県中東部を中心に多くの選手が集まり、部員は1年生21人を加わえ、総勢54名。まずは、目の前の相手に負けない、1対1を強化し、個を磨く。選手に求めるのは自己判断力だ。「周りの右へ!の声につられた相手を見て左に行ける選手。苦難から逃げずに、自ら解決できる選手、人間になって欲しい」。橘高校のコーチを経て、2年前から当部を指揮する大石監督は、常に高校で通用するプレーかどうかを伝える。選手たちも、常葉の精神「より高きを目指して!」を胸に、それに応える。高校チームのスタッフからアドバイスをもらったり、手本となる先輩たちが近くにいることも、選手たちにとっては大きな刺激となる。
大会が中止となり、みんなでサッカーができない苦境が続く。「サッカーはチームで戦うスポーツ。日本中、世界中の人たちが戦っている今、一人の中学生として何ができるかを考えて欲しい」と大石監督。勉強、家の手伝い、自主トレ。自ら考え努力することが、大きな成長につながる。中学での全国制覇の夢は果たせなかったが、高校に進んでも全国を懸けた戦いが待っている。より高きを目指すサッカー人生は、まだまだ終わらない。

MF
青木 諒太 選手

サッカーを通じて、多くの仲間と出会い、相手のことを考えられるようになりました。僕の人生に欠かせないものです。今は、ゲームメイクをさらに磨き、残り試合を全部勝つことが目標です。将来は、コーチなどサッカーに携わる仕事に就きたいと思います。

FW
若山 怜央 選手

橘はみんな個性豊かで、試合では勝つためにチーム一丸になれる良いチームです。中学サッカーに残された試合では、勝利に貢献する絶対的エースになれるよう頑張ります。将来の夢はまずは高校の選手権で優勝し、世界で活躍できるサッカー選手になることです。

DF
田北 聖鷹 選手

サッカーは幼稚園からずっと続けています。一人一人の個性を生かし、互いに補うのが橘サッカー。県新人戦優勝は、今までのサッカー人生で最高の瞬間でした。これからもサッカーを続け、高校で全国、将来はサッカー選手を目指します。

おすすめの記事

関連記事