編集部員Hの「生涯サッカー小僧」#2
 「サイドバックの時代」

私たちは会社の中でそれぞれ求められる役割がある。営業として仕事をとってくる人もいれば、売れる商品を作る人もいる。社員の仕事環境を整えたり、給料や経費を管理する人もいる。会社にとってはどれも同じくらい重要な役割だ。

サッカー「チーム」でも各ポジションで求められる役割が異なるが、時代とともに変化しているようだ。特に「サイドバック」に求められる役割は非常に大きくなっている。

私が幼い頃のサイドバックは「サイドを守る」ことが一番の仕事。向かってくる相手を止める守備力が必要だった。その後、ウイングバックという名称が出てくるなど、サイドバックの選手は攻撃時には積極的にタッチライン際を相手陣地まで駆け上がりセンタリングを上げる走力とキックの精度も必要となった。

そして近年、攻撃の”起点はサイドバック“という考え方が出てきた。自陣でボールを奪ったら、まずサイドバックに預けそこから攻撃を始める。グラウンド中央に位置する「司令塔」と言われる選手には常に厳しいマークがつき、そこでボールを奪われると、即失点につながるリスクが高い。
一方、サイドバックのポジションは比較的フリーの状態になり易く、サイドなので即失点のリスクが低い。そんな理由からだ。そうなると、サイドバックには状況を見極めパスを出す技術と戦術眼が必要となる。チャンスの時は攻撃参加し、センタリングやゴールを狙うシュート技術も欲しくなる。

昔、チームで一番上手い子は、センターフォワードか司令塔といわれるトップ下のポジションで、兎に角、一人でドリブルして得点を奪う、得点につながるスペースを探してパスを出す。みんなが憧れる、創造性を一番発揮できるポジションだった。しかし、今後ますます時間とスペースが限定されるサッカーという競技では、グラウンド中央は人が密集し、ドリブルをしたりパスコースを探す余裕は無くなるだろう。中央はボールを奪い合う肉弾戦。奪ったらすぐにサイドバックに預け、サイドバックが攻撃を組み立てる。

だから「一番重要な選手はサイドバックに置く」。
そんな時代が来るかもしれない。

 

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