昨年の全中が人生初の全国大会!女子走幅跳全国6位の超新星 渡邉裕衣選手。目指すは全中優勝!
静岡市立清水第六中学校 3年
陸上部 走幅跳
渡邉 裕衣(わたなべ ゆい) 選手
昨年7月にエコパで行われた静岡県選抜陸上大会にて、当時中学2年生の渡邉裕衣さんが女子走幅跳の全国大会参加標準記録を超える5m46を跳び、中体連全国大会出場を決めた。「自分でも驚いた」という自己ベストで掴んだ人生初の全国切符だ。結果は全国6位。3年生もいる中、大健闘の全国デビューだった。今年4月に行われた中部選手権では、一般、高校生と競い堂々の3位。追い風参考ながら5m64の大跳躍を見せた。小さい頃から動くのが大好きで、年少から小学6年生まで体操の基礎コースに通い、跳び箱やマット運動で体のバネやバランス感覚を鍛えた。陸上を始めたのは小学4年生。中学での部活を念頭にバスケと陸上で悩んだが、体験会で楽しそうなのが陸上だった。「陸上を選んで良かったです」と渡邉さん。体操と並行して清水区のSCHS陸上クラブに通い、小学5年生から走幅跳の選手として大会に出場した。
自分の成長に欠かせない、清水六中陸上部の仲間たち。
小学6年時は4m41で県ランク5位。清水六中陸上部に入ると更に記録を伸ばし、1年の新人戦では5m14を跳んだ。同部顧問6年目の水野先生は短距離専門の現役選手。走力アップが彼女の潜在能力を引き出した。「強みは体を大きく使った跳躍と全国の大舞台も楽しむ明るい性格。ポテンシャルは計り知れません」と水野先生。渡邉さんは昨年8月から同部の部長を務め、「一人ひとりが自分の目標に向かって真剣に練習し、とても刺激になる」と話す。今年のチーム目標はみんなで話し合い、「やる気の高さを行動で表す」に決めた。互いに切磋琢磨する仲間の存在が彼女を更に強くする。
周りにはあまり見せないが、「実は結構負けず嫌いです」と言う渡邉さんの今年の目標は「全中優勝」。自分より高い記録を持つ全国の同学年ライバル2人に、「今年は勝ちます!」と目を輝かせた。高校でも陸上を続け、高校日本一を目指す。まだ全国の扉を開けたばかり。この先どこまで伸びるのか、期待が膨らむ超新星だ。
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