5月3日(金・祝)北部体育館にて行われた団体戦の静岡市内頂上決戦に、小・中学生56チームが参戦!
第19回 鈴与グループ杯少年剣道大会
5月3日(金・祝)、北部体育館にて静岡市内の小・中学生による毎年恒例の団体戦が開催され、午前に予選リーグ、午後に決勝トーナメントが行われた。
小学生は颯志剣友会が連覇。全国を見据えた確かな船出。
小学生の部には10チームが参加し、団員の多い大剣会は2チームが参戦した。予選リーグを戦い、決勝トーナメントに進んだのは、颯志剣友会、大剣会A、新運館、高部剣道スポーツ少年団。昨年のベスト4だ。A組1位で勝ち抜けた昨年Vの颯志会はB組2位の大剣会Aと対戦し、2勝3分で決勝進出。予選で颯志会との接戦に敗れた高部は、B組1位の新運館に3勝2分と圧倒し、決勝で再び颯志会と剣を交えた。
先鋒の引分けで始まった決勝戦は、颯志会の次鋒・植村さん、中堅・小幡君が一本勝ちしリード。高部は副将・春田君が2本勝ちするも、最後は颯志会の大将・竹下君が鮮やかな面を2本決め勝負あり。颯志会が3勝1敗1分で勝利し、見事連覇を達成した。新チームの初戦で優勝を決めた主将の小幡君は「誰かが負けても、みんなで取り返そうと相手に立ち向かえた」と勝因を語り、「昨年の先輩たちの全国大会の成績を超えたい」と先輩超えを宣言。全国でも負けないチームを目指し、好スタートを切った。
中学男子は静岡南が優勝。宿敵・静岡翔洋にリベンジ。
中学生男子の部は、2チーム出場の学校を含め全26チームが参戦。8つの予選リーグ上位2位までの16チームが決勝トーナメントに進んだ。ベスト4進出は、静岡南、清水六、昨年Vの静岡翔洋中からA、Bチーム。昨年準Vの静岡南は清水六に4勝1分と圧勝、静岡翔洋Aが同校対決を3勝2敗で制し、決勝は昨年と同じ顔合わせとなった。
試合は南の先鋒・田中君が激戦を制すと、続く次鋒・野中君が執念の引分け。翔洋Aは大将の乾君を体調不良で欠き後がなくなった。勝敗を分ける中堅対決は南の杉本君が一本勝ち。翔洋Aは副将・増田君が一矢報いるも、南が不戦勝を含む3勝1敗1分で勝利し、昨年のリベンジを果たした。「打倒・翔洋を胸にみんなで協力し、日頃の練習が実を結んだ。中体連は市大会優勝、県大会ベスト4、東海大会進出を目指します」と南の櫻田主将。中体連での両雄対決が楽しみだ。
中学女子は静岡翔洋が連覇。オール長田Aの検討及ばず。
20チームが参戦した中学女子。オール長田からは3チームが出場した。予選リーグを突破した12チームから準決勝に進んだのは、昨年Vの静岡翔洋、オール長田A、大里A、観山。準々決勝の接戦を共に勝ち切った長田Aと観山の対決は、観山が先行するも長田Aが逆転し、2勝1敗2分で決勝へ。翔洋は大里Aに1本も与えず2勝3分と圧倒した。
迎えた決勝戦。連覇を目指す翔洋は先鋒の松山香音さんが面を2本決め先制。長田Aも負けじと、次鋒・深澤さんが胴の1本勝ちで取り返す。それでも翔洋は今年も強かった。中堅・齋藤さんが2本勝ち、副将・柳澤さんが1本勝ちで勝負あり。大将戦は共に1本を決め、3勝1敗1分で翔洋が優勝を決めた。前週に行われた東海大会で負けた悔しさを力に変えた翔洋の選手たち。主将の内田さんは「試合の入りから集中し、みんなで声を掛け合い勝つことができた」と今大会を振り返った。目標は全中の決勝進出だ。全国での活躍に期待したい。
●大会結果
<小学生の部>
優 勝 颯志剣友会
準優勝 高部剣道スポーツ少年団
第3位 新運館、大剣会A
<中学生男子の部>
優 勝 静岡南中
準優勝 東海大静岡翔洋中A
第3位 清水六中、東海大静岡翔洋中B
<中学生女子の部>
優 勝 東海大静岡翔洋中
準優勝 オール長田A
第3位 大里中A、観山中
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