上で通用する選手を。徹底指導で個を磨く中学硬式野球の名門クラブ。
静岡蒲原リトルシニア野球協会
「甲子園に出たい」「プロ野球選手になりたい」。本気でそう考える中学生球児が通う硬式野球クラブ「蒲原シニア」は、設立時から変わらぬ指導者、指導方針で、選手の力を最大限に引き出し続ける。
全員レギュラー、試合で勝負。
チームが勝つための野球はやらない。
「野球の究極は投手と打者の勝負」という館岡監督。投手は速球、打者はホームラン、その力を3年間で鍛える。全員レギュラーの考えの下、15人の指導者が各学年に分かれ、そのレベルに達するよう指導。1、2年は数をこなしコツを掴み、細かい技術は3年からだ。昨年から活動を土日に絞り、焼津や伊東、御殿場、山梨から通う選手もいる。毎週用意される課題に取り組み、週末の練習や試合は鍛えた自分を試す場だ。各学年の公式戦はその学年だけの選手のみで戦い、公式戦でもチームが勝つための野球はしない。
OB達の進路が物語る3年間の学び。
将来有望な中学2年生に膨らむ期待。
卒団生の半数は県外の強豪校に進み、半数は高校で主将を務める。教師になって指導者となるOBも多い。技術だけでなく、姿勢や考え方を監督との対話から学ぶのだ。大学以上で活躍できる選手は一握りだが、最速128㎞左腕でU‐15南関東代表の下村君、フライングディスク競技のアルティメットU‐17日本代表で野球と二刀流の深澤君、野球を始めて2年だがパワーのある身長183㎝の宮澤君は、その可能性を秘めた2年生だ。我が子に期待するような指導者たちの眼差しが温かかった。
■TEAM DATA
活動日:土・日・祝
活動場所:富士川緑地公園野球場(静岡市側)、アルカディア野球場(南部町)、明星山野球場(富士宮市)、東部浄化センター(富士市)、花守グラウンド(富士市)、富士球場(富士市)など
団員数:63名
入団条件:中学1~3年の男女
月費用:13,500円
連絡先:080-5120-3052
kobayashi13@tea.ocn.ne.jp(事務局長/小林)
HP:https://www.netto.jp/shizuokakanbara/