ついに10月から始まったレギュラーシーズンが終了、最終順位は3位!B2昇格の2席を賭けて、いざ最終決戦のプレーオフへ!

レギュラーシーズン41勝11敗。
最終順位3位でプレーオフへ。

昨年10月1日に始まった2022-23レギュラーシーズン。4試合を残し4位のベルテックス静岡は、ホーム最終第25節をトライフープ岡山と、シーズン最終第26節を湘南ユナイテッドBCと対戦した。

4月2日ホーム最終戦を100点ゲームの勝利で締め。

4月1日、静岡市中央体育館に岡山を迎えたホーム最終節。順位は静岡が上だが、岡山は毎年上位争いをしてきた相手だ。静岡は第1Qから#41加納、#3岡田、#4グラヒタが3Pを決め、上々の立ち上がりを見せる。しかし9点リードで迎えた第3Q、強度を増す岡山のディフェンスから点差を詰められ、1点ビハインドで最終Qへ。一時は#17ミラーの連続9得点でリードを広げた静岡だが、残り0.2秒で逆転を許し79対81、痛い敗戦となった。試合後、#3岡田はブースターの熱い声援に応えられなかった悔しい気持ちを伝えつつ、「プレーオフなら明日負ければ終わり。そこもイメージしてしっかり準備したい」と前を向いた。#41加納は「静岡はディフェンスのチーム。各Q15点以内に抑えたい」と守備の意識を強調した。

翌日のホーム最終戦、前半の点の取り合いで躍動したのはキャプテン岡田だった。3Pを要所で決め、岡山に流れを渡さない。47対48で後半に突入すると、静岡本来の強いディフェンスが機能。守備
と攻撃がかみ合った静岡は、岡田に続き、#7エールセネル、#0山田も3Pを決め、第3Qを31対15としリードを広げる。第4Qはインサイドでミラーが踏ん張り、リードを守り切った静岡が100対85で勝利した。「後半のディフェンスは特に良かった」とファクンドHC。前日の自分のミスによる敗戦から、「ファンの皆さんの声援に救われ、力になった」という山田は、「コーチと選手同士が意見をぶつけ合い、しっかりコミュニケーションをとれた上で試合に臨めた」とチームの一体感を勝因にあげた。この試合、岡田25得点、エールセネル22得点、山田20得点と3選手が20得点以上を記録。ホーム最終戦をB2昇格への期待が膨らむ、最高の形で終えた。

最終戦を堅い守りで勝利。B2昇格をかけた最終決戦へ。

半年強の長いレギュラーシーズンの最終節となった湘南戦。4月7日の初戦は、インサイドで確実に得点を重ねた#17ミラーが22得点、フィールドゴール成功率100%を達成し、55対78の勝利に貢献した。第3Qには8点しか与えず、静岡の強い守備が光る試合だった。鹿児島レブナイズが東京ユナイテッドBCに敗れ、勝敗で並んだ静岡は得失点差で3位に浮上。翌日の試合も63対88で勝利した静岡は、最終3位で今季から始まる上位8チームによるプレーオフ(3戦2勝方式)に進んだ。B2に昇格できるのは2チームのみ。準々決勝は4月21日から、東京Uと沼津での対戦が決まった。準決勝の相手は、前回沼津で連敗した埼玉。そこに勝てばB2昇格だ。ファクンドHCは最終戦終了後、「東京Uとは2勝2敗で、互いに知り尽くした相手。プレーオフまで約2週間、しっかり準備したい」と抱負を語り、#25ケニーと#37吉田は「ディフェンスが一番重要になる」と口を揃えた。「負けたら終わりの一発勝負。やれることをやって、全員でプレーオフを楽しみたい」と吉田。相手も必死なのは間違いない。静岡の代名詞、泥臭いディフェンスが機能すれば勝機は見えてくるはずだ。

 

52試合を戦い41勝11敗。勝率0.788は過去最高。毎週末、ベルテックスの勝敗に一喜一憂する半年だった。リーグ参入した2019年には、静岡がこれほどバスケットで熱くなるとは思わなかった。嬉しい勝利も、悔しい敗戦もあった。これがスポーツの厳しさであり、面白さでもある。来季戦う舞台はB2かB3か。どちらであっても、応援する気持ちは変わらない。静岡をスポーツで盛り上げてくれてありがとう。


B・LEAGUE U15 CHAMPION SHIP
2023ベルテックス静岡U15が結果報告

3月27日~30日に東京で行われたBリーグU15全チームが頂点を競う大会に出場したベルテックス静岡U15の選手たちが、4月2日のホーム最終戦にて結果報告を行った。大阪U15に68対53で勝利し、ベルテックスユースとして全国で初勝利をあげたが、準優勝した福岡U15には41対99で敗退。山本晴輝キャプテンは、「大阪戦は日本一泥臭いプレーができた。福岡戦は負けてしまったが、最後まで諦めずに戦えた」と振り返り、若い年代にもベルテックスのバスケが確実に浸透していることを印象づけた。

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