2022年10月29日(土)、30日(日)の二日間、静岡市中央体育館にて第20回静岡市民卓球大会で男子団体戦、女子団体戦がそれぞれ行われた。今回は新人戦でもあり、各校新しいメンバーによる最初の大会となった。
第20回静岡市民卓球大会(中学男子団体の部・中学女子団体の部)
男子団体は西奈、
女子団体は静岡南が優勝!
新しい勢力図が誕生。男子は西奈が優勝を決める。
男子団体戦は予選、決勝トーナメント一回戦を経て、東豊田、竜爪、美和、城山、西奈、豊田、安東、服織がベスト8に進出。二回戦、東豊田は竜爪、安東は服織をストレートで下す。また西奈は豊田に、美和は城山に競り勝ち、それぞれ準決勝へ駒を進めた。
準決勝、西奈対安東。西奈は村田君を中心に安定した強さを見せ、安東は一勝するも3対1で西奈が決勝への進出を決めた。東豊田対美和は2対2の同点から望月凛君(東豊田)と海野君(美和)の一戦に決勝がかかる。第1ゲームは海野君が先行。しかしデュースを制し勢いに乗った望月凛君が3連取で勝利、東豊田が3対2で決勝進出を決めた。
決勝は、西奈対東豊田。強さを見せる東豊田の望月大君と石塚君がまず2勝。しかし西奈も簡単には諦めない。川口君が望月凛君を接戦で下し2対1に。そして大一番。村田君は第1ゲームを寺尾君に奪われるが、落ち着いて第2、3を連取。そして第4でも粘り、11︲9で勝利。村田君は「前回負けていたので勝てて嬉しい」と語った。これで2対2の同点となり、一気に西奈に勢いがついた。
優勝の行方はダブルスの坂井・奥塩ペア(西奈)、佐尾・杉山ペア(東豊田)の対戦にかかった。第1、3は西奈、第2、4は東豊田と、激しいデュース合戦もあり、2︲2とゲームも互角勝負。激戦の最終ゲーム、9︲9の同点からマッチポイント西奈。最後は奥塩君が決めて西奈が勝利、3対2で優勝を決めた。西奈の牧田監督は「最後はダブルスが粘ってくれた。今日はみんな良かった、よく頑張った」と喜びを隠さず、最後まで諦めなかった選手たちを讃えた。
男子優勝 / 西奈中
男子準優勝 / 東豊田中
決勝戦:西奈 vs 東豊田
女子は静岡南が圧倒的な強さ。接戦で粘りを見せた大里が2位に。
女子団体戦は予選には25校が参加、上位16校が決勝トーナメントへ進出。1回戦を終え清水二、安東、静岡南、静岡東、竜爪、大里、清水六、長田南がベスト8。2回戦はそれぞれ静岡南、安東、大里、清水六の4校が勝ち上がり、準決勝に臨んだ。
準決勝、静岡南対安東の対戦。予選から負けなし、ストレートで勝ち進んできた静岡南がここでも安東を圧倒。安東は光後さんが奮闘するも他はすべて抑え込まれ、3対0で静岡南が決勝に。
今年も優勝を目指す昨年の覇者清水六は、激戦の末に竜爪を下した大里と対戦。ダブルスの鈴木・薦田ペア(清水六)は安定して勝利し、堀さん(清水六)も竹本さん(大里)を圧倒。しかし鈴木さん(大里)が中野さん(清水六)を下し1勝を挙げると、青木さん(大里)も森さん(清水六)を下し2対2の同点に。いよいよ決勝進出をかけての戦いは、那須さん(大里)対上倉さん(清水六)の結果次第ということに。まずは那須さんが2ゲームを先取、しかしここで上倉さんが追い上げ2︲2のフルセットに持ち込む。最後は那須さんが激戦を11︲5で勝利し、諦めない大里が2回戦に続き3対2で決勝進出を決めた。
決勝は静岡南対大里。決勝でも、まずは鈴木和さん(静岡南)が付け入る隙を与えずストレートで山嵜さん(大里)を下す。その後も静岡南キャプテン鈴木さんも圧勝。ダブルスの市川・飯塚ペアが勝利を決めると、青木さん(大里)が八木さん(静岡南)に2︲1と粘りを見せていたが、その時点で3対0となり試合終了、静岡南が圧倒的な強さで女子団体を制した。静岡南キャプテン鈴木柚羽さんは「絶対勝つと言われてて重圧だったけど勝てて嬉しい。ここからは県を越えて東海大会を目指す」と力強く語った。
11月26日に静岡武道館で行われる中部大会には男女それぞれ12位までが進出、静岡市の代表として頑張ってきて欲しい。
女子優勝 / 静岡南中
女子準優勝 / 大里中
女子決勝戦:静岡南 vs 大里