全日本小学生男子・女子ソフトボール大会に静岡市の選抜チーム「静岡ジュニアソフトボールクラブ」が出場する。

静岡ジュニアソフトボールクラブ
(静岡市選抜チーム)
今夏、第36回全日本小学生男子・女子ソフトボール大会(男子の部)に静岡市の選抜チームが出場する。静岡ジュニアソフトボールクラブだ。5~6月に行われた県大会予選。準決勝2対1、決勝1対0と接戦を勝ち抜き、2年連続で全国行き切符を手にした。チームが誕生したのは一昨年。竜南ソフトボールの望月正平監督が、「静岡市から全国大会に行けるチームを」と市内のチームに声を掛け、賛同した6チームから15人が集まった。まさにドリームチームだ。昨夏、結成1年目で全国大会出場を決め、結果はベスト16。男子の県代表としては近年稀に見る好成績だった。何よりも、場内アナウンス付の球場、今まで経験したことのないハイレベルな試合は、子どもたちのモチベーションを格段に上げた。「この経験が子どもたちの未来につながれば」と望月監督。昨年の6年生10人の内8人は中学で野球を始めた。

夢は静岡市から全国制覇。野球・ソフトの底上げにも期待。

2代目となる今年のチームは、市内6チームから集まった6年生12人、5年生1人、4年生1人の14人。キャプテンの中原琥優君(西奈南小6年)は昨夏も経験し、投手で3番、チームの柱だ。「同じレベルの選手が集まってやるのは楽しい。目標は全国制覇です」と目を輝かせる。昨年もメンバーだったが試合出場のなかった鈴木蒼一朗君(番町小6年)は「全試合に出て活躍したい」と大会を楽しみにしている。二人とも中学から野球を始める予定だ。野球人口が減り、市内ソフトボールクラブも15年前の38から今年は10チームになった。望月監督は「静岡市のチームが全国制覇することで、少しでも起爆剤になれば」と野球やソフトの底上げに期待する。

大会は7月30日に岡山県で開幕し、各都道府県代表48チームが集まる。静岡県代表チームは、女子の部が優勝しているが、男子の部の優勝歴はない。48チームの頂点に立つのは容易ではないが、「いつか必ず全国制覇」を夢見て、静岡市ドリームチームの挑戦は続く。

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