新人戦県ベスト4。拾って繋いでWエースへ。 最後の夏、県の頂点を目指す。

静岡市立観山中学校 女子バレーボール部
新人戦は中部地区準優勝から県3位、春の中部選手権3位と、新チームになってから常に上位進出を果たしている観山中女子バレー部。その強さの根源には、選手の自主性を重視する、選手主体のバレーがあった。
経験者と初心者がひとつに。受け身にならず、粘り強く。
部員は3年生12名、2年生8名、1年生10名の計30人。半分以上が競技初心者だが、経験関係なく、みんなで頑張ろうとチームがひとつになり、バレーを楽しんでいる。練習中に指導者から厳しい声が飛ぶことはない。顧問の狩野先生は「受け身にならず、自分たちで考えることが大事」と選手の自主性を重んじ、練習メニューも選手たちが考える。それが彼女たちの将来につながるからだ。そして、チームの共通認識「あきらめない」「手を抜かず一生懸命」が、観山の粘り強いバレーを支えている。
常に楽しく、笑顔でバレー。左右両エースがチームを牽引。
チームの得点源は、レフトの橋本紗英さん(3年)とライトの望月麻央さん(3年)。「レシーブを全員でサポートして、いいトスを上げられれば、紗英が決めてくれる」と望月さん。仲間を信頼し、声掛けでチームを盛り上げるキャプテンだ。「観山は常に楽しく笑顔でプレーできる」という橋本さんは、中体連に向けて「どんなトスでも、どんな場面でも、必ず決める」と気合充分。目標は県大会優勝だ。その前には、清水二中、大井川中、西部の強豪が立ちはだかる。新人戦の中部決勝では、清水二から1セット奪取した。最後の夏、思いっきり楽しくバレーした先に、勝利が見えてくる。
【中部バレーボール選手権】のギャラリーはこちら
おすすめの記事
-
【7月号発行!】今年もいよいよ始まる夏の高校野球!2022年7月号は7月8日(金)より順次配布開始、ぜひご覧ください!(一部地域では配本が遅れる場合がございますがご了承ください)
-
夢を追え! 松原亜美さんインタビュー
-
夢を追え! 池田 孝男 氏 インタビュー
-
Go For It ! 望月 将悟選手インタビュー
関連記事
PICKUP
-
強みは波に乗った時の攻撃力。攻める気持ちを忘れずに、コンビで攻撃に厚みをつける。主体的に努力を重ね、目標は中部1位、県3位、そして東海総体出場!バレーボールジュニアアスリート静岡
-
10月のウィンターカップ県ベスト16。頭を使い、走り負けない!「感覚に頼らない、プレー一つ一つの意味を考えて動く、頭を使ったバスケ」を目指して頑張る、文武両道の少数精鋭チーム。バスケットボールジュニアアスリート静岡
-
夢を追え! 池田 孝男 氏 インタビューライフスタイルジュニアアスリート静岡
-
108年の歴史を持つ辻村和服専門学校。高い技術と深い知識を学べるハイレベルな実習で、着物の仕立て職人「和裁士」を育成。大正3年の創立以来、輩出したプロ和裁士は数え切れない。つなぐジュニアアスリート静岡