中体連のシード決めに関わる前哨戦ライオンズ杯。静岡地区の全17チームがトーナメントを戦い、5月7日(土)西ヶ谷球場で準決勝、8日(日)長田南中にて決勝、順位決定戦が行われた。

令和4年度 第39回静岡橘ライオンズクラブ旗争奪静岡地区中学校野球大会

長田南中が昨年に続き優勝。4試合35得点3失点の圧勝。

長田南・野原君が連続完投勝利。
安東は初回に痛い連続四球と失策。

決勝に勝ち上がったのは、静岡南に4対1で勝利した長田南と、高松に2対0と完封勝利の安東。試合は初回から大きく動いた。一回表、長田南・1番築地君が四球で塁に出ると、安東に送りバントの処理ミスが続き、ノーヒットで1点先制。続く4番佐々木君のタイムリーで更に1点。無死一三塁から、安東捕手の市川君が三塁走者を牽制アウトにするも、そこから4連続四球。安東は初回に5四球、3失策6失点の厳しいスタートとなった。大量リードを得てマウンドに上がった長田南のエース野原君は、市内ナンバー1と言われる本格右腕。最速120㎞台後半のストレートと緩急ある変化球の制球良く、この日も前日の疲れを見せないキレのあるボールを投げていた。安東は、初回に4番滝浪君がタイムリー2塁打、3回には盗塁から相手のミスを誘い追加点、投げては3番手・杉山君が追加点を許さず6対2と追い上げたが、好投手・野原君を打ち崩すのは簡単ではなかった。試合は、最終回に再び6得点をあげた長田南が13対2で圧勝。野原君は8奪三振、2日連続の完投勝利にも、「高めに浮いた直球を打たれて失点したのが反省点」と満足していなかった。

長田南は昨年もライオンズ杯を制したが、中体連の市内予選でまさかの敗退。この4月から指揮する梅沢監督は「バッテリー中心に守備が安定している。今日の走塁ミスなど細かい修正をして、まずは予選突破」と慎重だ。「目標は東海大会出場。小技も混ぜて相手を揺さぶり、勝利を掴む」と築地キャプテン。優勝に慢心することなく中体連本番に挑む。

●大会結果
優勝  長田南中
準優勝 安東中
3位  高松中
4位  静岡南中
5位  大里・安倍川中

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