静岡市立 豊田中学校 サッカー部
サッカー愛とやる気はどのチームにも負けない。
目指せ!県ベスト4!
昨秋の新人戦、静岡地区3位。県大会は1点差で初戦敗退も、抜群のチームワークで、着々と力をつけている豊田中サッカー部。そこには選手主体で考える、のびのびサッカーがあった。
限られた場所と時間。でも、サッカーが、仲間が好きだから。
新3年生13人、2年生5人のチームには、西豊田SSS出身者が多く揃う。クラブチームに進む子が多い中、「またみんなでサッカーがしたい」と同部を選んだ。学校のグラウンドは、昨年10月から工事中で使えず、校内の砂利道で練習することも。水曜日だけ近くの運動場を借り、思いっきりサッカーする。部員達は時間を無駄にせず、「もっと丁寧に」「落ち着いて」と声を掛け合いながら、全員が積極的に練習に絡んでいく。顧問の先生が不在の場合も、その姿勢は変わらない。サッカーが大好きで、自立した選手たち。その眼は真剣で、実に楽しそうだった。
パスサッカーと個を融合。守りを固め、全員で攻める。
新人戦予選は無失点で勝ち上がった。センターバックの山内主将を中心に、全員で守り、全員で攻めるチームの目標は、県ベスト4。「今年のチームは個の力がある。パスサッカーと個を融合したい」と顧問の瀧本先生。試合のハーフタイムはダッシュで集まり、選手間で課題を出し合い、修正するのが同部の特長だ。最近は練習メニューも自分たちで組み立てる。「どれだけ意味のある練習にできるか」という山内主将は、「リードした時に、普段通りのサッカーをすること。学園や橘に、食らいついていきたい」と闘志を燃やす。