第42回ライオンズ杯兼第18回静岡市民静岡地域サッカー大会中学生の部兼新人戦

静岡学園中が雪辱V!!
昨年覇者常葉橘中に勝利。

10月24日(土)より始まった予選及び2次リーグを勝ち上がった8チームによる準決・決勝、5位決定戦が、11月3日(火)中島人工芝グラウンドにて行われた。

終始攻め続けた静学の強さ。橘の反撃も一歩及ばず。

新チームとして迎える初の公式戦となる本大会。二次リーグを1位で勝ち上がったのは、常葉橘、静岡学園、豊田、高松の4チーム。準決勝第一試合、常葉橘対高松は試合開始からから橘が圧倒し4対0で前半を折り返す。後半に気合を入れ直してゴール前に攻め上がるが決め手を欠く高松に対し、さらに橘が1点追加。後半途中から出場した高松1年志水君のゴールで一矢報いるも、5対1で橘が勝利した。続く第二試合は豊田が健闘し、静学にチャンスを作らせない好ディフェンスを見せる。しかし、静学は多彩な攻めから得点を重ね、前半を3対0とリードして折り返す。後半に入り、選手を入れ替えた静学に対し豊田が反撃開始。右サイドを活用し裏を突いてゴールを奪うと、その後も攻め続け追加点を上げ1点差に迫った。しかし、あと1点が遠く3対2で試合終了。
決勝は昨年同様の顔ぶれとなった。昨年決勝では、2対0で橘が勝利している。静学としても負けられない戦いだ。試合が始まると、静学が最初から積極的な攻めを見せ、橘が防戦一方の展開となった。静学キャプテン山下君が均衡を破るゴールを決めると、その後も攻め続け、後半27分には静学にPKのチャンス。ここは、橘GK藤村君が好セーブを見せ、静学1対0リードのまま後半へと望みをつないだ。後半に入っても、静学の猛攻は止まらない。5分、10分と追加点を上げ3対0とリードを広げる。ボールを支配できず苦戦する橘は後半15分、相手のクリアミスからゴール前の混戦を突き、最後は意地でねじ込み3対1に。反撃の狼煙を上げると、17分にはコーナーキックから小澤君が見事なヘッドを決め、3対2の1点差に迫った。その後も一進一退の攻防が続くと、後半20分静学が駄目押しのゴール。そのまま4対2で試合終了し、静学が昨年の雪辱を晴らした。試合後、静学山下君は「コロナでなかなか実戦ができない中、今回こういう大会で優勝できたことは大きい。今年のチームはボールをつなぐチーム。この勢いで県大会も優勝を目指す」と上を見据えた。

代表8チームが県大会へ。先輩たちの思いを胸に。

5位決定戦は、二次リーグで2位となった、大里、静岡南、城内、東豊田の4チームで行われた。その中でも、静学と二次リーグで引き分けを演じ、得失点差で惜しくも決勝トーナメント進出を逃した大里の勢いには目を見張るものがあった。際立つ突破力とキープ力で常にゲームをコントロールし、試合の流れを作っていた大里キャプテン丸山君は「今回は上に行けなかったけど、県大会ではさらに上を目指す」と力強く語った。この日に熱き闘いを見せてくれた上位8チームが、静岡地区の代表として12月5日に始まる新人戦県大会へと進む。
今回の新人戦は、本来4月に行われる予定だった「第42回芙蓉ライオンズ杯」も兼ねて開催された。コロナの影響で中止とならなければ、本当なら前年のチームで競い合うメダルや賞状だ。大会を終えて、静岡南の森先生は「今年のメダルは3年生たちの思いも入った、どの大会のメダルより重いメダルだということを忘れないでほしい」と選手たちに熱く語った。新チームは、多くの大会で中止を余儀なくされた先輩たちの思いも胸に県大会へと向かう。

予選に参加した全20校のフォトギャラリーはこちらです!

予選Aブロック、Cブロックはこちら
予選Bブロック、Dブロックはこちら
※チームによって試合数や写っている選手に偏りがあるのはご容赦ください。

 

決勝:|4|静岡学園 vs 常葉橘|2|


静岡学園 vs 常葉橘


準決勝第一試合:|5|常葉橘 vs 高松|1|

常葉橘 vs 高松


準決勝第二試合:|3|静岡学園 vs 豊田|2|

静岡学園 vs 豊田


5位決定戦第一試合:|1|静岡南 vs 東豊田|0|

静岡南 vs 東豊田


5位決定戦第二試合:|5|大里 vs 城内|0|

大里 vs 城内


表彰式

予選に参加した全20校のフォトギャラリーはこちらです!

予選Aブロック、Cブロックはこちら
予選Bブロック、Dブロックはこちら

おすすめの記事

関連記事