2022年12月17日(土)、県新人戦の決勝・準決勝がIAIスタジアム日本平で行われ、決勝は中部地区1位静岡学園と西部地区1位浜松開誠館の対決となった。
静岡学園が新人戦2連覇。静岡翔洋は3位に。
準決勝は静岡学園対浜松都田、静岡翔洋対浜松開誠館の中西対決。
新人戦県大会に進んだ静岡市勢は、中部からは5位までのチーム、中東部からは3位までの全8チームが参加。12月3日からトーナメントが始まり各会場で熱戦が繰り広げられた。中部2位常葉橘は順調に勝ち進むも、準々決勝で西部1位浜松開誠館の壁を崩せずベスト8。公立では中部5位安東が奮闘、南陽をPKで下しベスト8に進むも、準々決勝で静岡学園に敗れた。市大会で活躍の清水六とオール長田も奮闘したがベスト16で姿を消した。服織、大里、飯田・清水七は惜しくも1回戦で敗退。中部1位の静岡学園と中東部1位の静岡翔洋は順調に勝ち進み、見事ベスト4に進出した。
準決勝第一試合。静岡学園の相手は西部2位の都田。都田は清水六、竜洋と2戦連続でPK戦を制し勝ち上がってきた波に乗っているチームだ。しかし前半4分静学が先制ゴール。そこから都田は守りを固め、静学もなかなか崩せない時間が続くが、前半終了間際24分に追加点。後半に入っても静学は落ち着いて試合を進め7分に1点を加え、さらに20分にはポストの上に当てるゴールが成功。4対0で静学が安定の強さを見せて決勝に駒を進めた。
第二試合は静岡翔洋対浜松開誠館。勝負は互角、一進一退でお互いチャンスを作るが、得点には繋がらない。翔洋は12分、23分と大きなチャンスを掴むが前半を0対0で折り返す。
後半開始早々、翔洋がチャンスを作るが得点ならず。そしてついに後半10分。開誠館が翔洋の一瞬の隙をつき先制ゴール。この後、翔洋も猛攻するが開誠館の守りは固く1対0で試合終了、開誠館が決勝進出を決めた。
準決勝
静岡翔洋中 vs 浜松開誠館中
準決勝
静岡学園中 vs 都田中
決勝は静岡学園対浜松開誠館、因縁のライバル対決。
決勝は静岡学園と浜松開誠館の対決。昨年は新人戦、県大会、東海大会、そして最後には全中で初の静岡県勢対決で日本一を争った。良きライバルとして常に競い合ってきた両校、お互い新しいメンバーとなっての対戦だ。開始早々に静学が渾身のシュート、僅かに左に切れる。負けじと開誠館もシュートを打つがキーパーの正面。その後も静学は8分、12分とチャンスを作るが相手キーパーの好セーブで点には繋がらない。一進一退の攻防が続きお互い決め手のないまま前半は0対0で終了。
後半2分、静学渡邊君が上げたボールを布施君が蹴り込む。しかしこれはゴールポストに嫌われる。13分にはフリーキックのチャンスも得るが活かせない。18分布施君の渾身のシュートをキーパーが弾き、コーナーのチャンスに。この右コーナーを渡邊君が丁寧にゴール前に上げ、泉君が果敢に頭で決め、静学が待望の先制点を上げた。開誠館も諦めず果敢に攻め返すが、シュートは枠を捉えられない。逆に22分、宮村君がカウンターで持ち込み、そのまま自分で落ち着いてシュート、追加点を決める。あとは静学がしっかり守り切って試合終了、2対0で静岡学園が県の頂点に立った。
先制点を上げた泉君は「雰囲気で、先制点をとにかく決めなきゃと思っていたので、自分で決められて良かった」と喜びを語った。岡島監督は「うちが決められたけど、たまたま相手が決められなかっただけ。まだまだこれから」と気持ちを引き締めていた。
今年は静岡学園はもちろん、翔洋、常葉橘も好調で、公立中にも目の離せないチームがある。夏までの成長が楽しみだ。昨年に続いて全中で活躍する静岡勢の姿を見てみたい。