【中体連2021】サッカー
優勝は静岡学園中。翔洋とPK戦の激戦制す。
サッカーは、6月12日(土)から市内32校が8つのリーグ予選を戦った。6月27日(日)からは、予選上位13校に東海大翔洋、常葉橘、静岡学園のシード3校を加えた16校による決勝トーナメントが行われ、7月11日(日)、優勝校および県大会出場6校が決定した。
最後まで諦めなかった静学。決勝の終了間際に追いつく。
7月10日(土)、中島人工芝グラウンドには、県大会出場を決めた4校と残り2校を争う4校が集結した。シード3校と共にベスト4に勝ち上がったのは高松中。強豪清水五をPK戦の末撃破した静岡東に準々決勝2‐0で勝利した。順位決定戦は、高松に敗れた東、橘に準々決勝で惜敗した豊田が勝ち上がり、県大会出場を決めた。翌日の決勝に進んだのは、静岡学園と東海大翔洋中。準決勝で、橘は静学に0‐3、高松は翔洋に0‐7で敗退し、3位決定戦へと回った。
7月11日(日)、同場所にて行われた順位決定戦。5位決定戦の東対豊田は両者無得点のままPK戦へ。最後は落ち着いて決めた東が勝利。3位決定戦は、橘が安定した守備で高松の攻撃を抑え、チャンスを確実に得点につなげ3‐0で勝利した。
そして迎えた2011年静岡市中学サッカーの頂上決戦。静学のキックオフで始まった試合は、互いに手堅く守る展開が続いた。互いにチャンスを決めきれず両者無得点のまま後半へ。試合が動いたのは後半25分。翔洋が静学ディフェンスの一瞬の隙をついて先制ゴールを決める。これで試合は決まったかと思われたが、静学は諦めていなかった。試合終了間際のアディショナルタイム35分、キャプテン山下くんが混戦をついて執念の同点ゴールを決め、試合はPK戦へと突入した。翔洋は2人目が止められ4-3で静学5人目に。確実に決めた静岡学園が激戦を制し、静岡市ナンバー1に輝いた。試合後、静学の山下君は「最後まで、本当に、絶対諦めてなかった。ゴールを決めたのは自分だけど、あれはみんなの力があってのゴール。県大会は必ず勝ちきって全国優勝を目指す」と力を込めた。静学の岡島監督は「このチームは、みんな一生懸命頑張る子たちばかり」と、最後まで諦めずチャンスを掴み取った選手たちを讃えた。県の上位、全国に行けば、この日の様な厳しい戦いが待っている。静岡市の王者が目指すのは常に全国。静岡サッカーを熱くする吉報を期待しよう。
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▼決勝
静岡学園1-1 東海大翔洋
(PK 5-3)
▼3位決定戦
高松 0-3 常葉大橘
▼5位決定戦
静岡東 0-0 豊田
(PK 5-4)
●大会記録 優 勝/静岡学園中 準優勝/東海大翔洋中 第3位/常葉大橘中 第4位/高松中 第5位/静岡東中 第6位/豊田中 以上6校が県大会へ進出