男子は静大附属静岡中学、女子は高松中学が優勝。
[平成30年度 第16回 静岡市バスケットボール協会長杯争奪大会]
第16回目を迎える「静岡市バスケットボール協会長杯争奪大会」。16チームによる決勝トーナメントを勝ち抜いた男女各4チームが、2月16日(土)北部体育館にて熱戦を繰り広げた。
<女子の部>
予選から勝ち上がった高松中が最後に底力を見せ逆転勝利。
女子の部準決勝の「翔洋vs大里」は大接戦。一進一退を繰り返し大里中が第4ピリオド残り4分で51対51の同点に追いつく健闘を見せたが、終盤立て続けに得点した翔洋中が64対53で勝利。「高松vs清水南」は終始高松中がリードを守り、53対30のスコアで決勝に進出した。
「翔洋vs高松」の決勝戦は、第1、2ピリオドを終えて翔洋中が22対18と4点リードで折り返す。第3ピリオドに入ると高松中が得点を重ね、翔洋中はゴールにはじかれる場面が目立ち、高松中が38対34と逆転。最後は、エース11番の3連続ゴールとスチールの成功、キャプテン4番の効果的な3ポイントも決まり、55対47で高松中が見事優勝。3位決定戦は清水南中が接戦を制した。
試合後、高松中キャプテンの牧田さんは「優勝できると思っていなかったので凄く嬉しい。予選から勝ち上がりながらチームワークがどんどん良くなって、気持ちが一つになることができた」と勝因を語ってくれた。
市の新人戦で5位とシード権を取れず、予選から約1か月戦う中で徐々にチーム力を上げ、公立中で練習時間が限られていても勝てることを証明した。次なる目標は中体連県大会ベスト8。今度は追われる立場になる。
<男子の部>
エース同士の激しい戦いは、附属静岡中チームの勝利。
男子の部準決勝は「静岡学園vs大成」と「附属静岡vs城南」。静岡学園のエース11番がチーム得点の62点中45点、附属静岡中のエース13番がチーム得点の58点中41点と、強力なエースを要する両校が決勝に進出。技、スピード、正確さ、どれをとっても抜きんでている2人だった。
決勝の立ち上がり、スタートダッシュを見せたのは附属静岡中。エース以外の選手が得点を重ね第1ピリオドを12対3とリードする。第2ピリオドに入ると、学園エースが意地を見せ一時は4点差まで追いついたが逆転には至らず、8点差を追う形で後半へ突入した。後半に入ってもその差は中々縮まらず、第4ピリオド残り5分で15点差に。附属静岡中がそのまま振り切り67対54で勝利し協会長杯を手にした。それぞれが41得点する激しいエース対決を左右したのは、チームのディフェンスと総合力だった。3位決定戦は、最初からリードを守った城南中が60対43で勝利した。
附属静岡中のエースでキャプテンの岡田君は「今日はベンチも一体となって全員で戦うことができた。一人では限界がある」とチーム全体の勝利を強調する。今後の目標を尋ねると「浜松開誠館にリベンジしたい。負けたままでは終われない」と力強く答えてくれた。悔しさがチームを強くするのだろう。
「バスケは1人でもできないし5人でもできない。小さくてもディフェンスの粘りが勝敗を左右する」という協会長の言葉が、そのまま当てはまる決勝戦だった。
<ギャラリー>
男子決勝 附属静岡 vs 静岡学園
女子決勝 静岡翔洋 vs 高松
男子準決勝 静岡学園 vs 大成
男子準決勝 附属静岡 vs 城南
女子準決勝 高松 vs 清水南
女子準決勝 静岡翔洋 vs 大里
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