静岡県立駿河総合高等学校

野球をやっている時こそ笑顔で
10以上の声と可能性を武器に挑む夏

市野 晃大 主将

駿河総合高校として初の甲子園を目指す彼らは、機動力と小技を絡めて相手をかき回し、泥臭く点をもぎ取る粘り強さが持ち味のチームだ。長打に頼れないチームだからこそ、持ち前のプレースタイルに磨きをかけ、一瞬の隙を突く攻撃の質を高めてきた。

しかし、彼らの全力はプレーだけにとどまらない。どんな状況でも「10 (MAX) の声」を常に出し続けるこだわりこそが、緻密な野球を支える。かつて選手同士の指示が通らず、本来の駿総野球を展開しきれなかった夏の舞台での悔しさは、彼らに声の重要性を痛感させた。その苦い経験を糧に、「試合で通る声」を日頃から意識。一球ごとに響き渡る全力の声で連動し、守りからもリズムを作るスタイルを確立してきた。

市野晃大主将は、こうした連動性の根底にある強みを「一人ひとりが自ら考えて動ける自立したチーム力」だと語る。自分たちで考え抜き、声で繋がり、足で仕掛ける。この自立した個が1つにまとまった時、どこからでもチャンスを作る「全員野球」が完成する。市野君は、キャプテンとして「全員が笑顔で、全力で、野球を楽しめる試合の中心でありたい」と、強いエネルギーをチームに与える存在を目指す。そのためにも、まずは自らが結果を出して背中でチームを引っ張る覚悟だ。磨き上げてきたすべてをグラウンドにぶつけ、この夏甲子園へと一気に駆け上がる。

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